「百合」を含む小説

ダンジョンと呼ばれる未知の空間が世界中に現れたあの日から早十六年、最初こそ恐れていた人間達は最早それに慣れた。 　時に糧として、時には娯楽としてダンジョンは人間の文化の中に溶け込…

愛が重たすぎて恋路を阻むものは手段を選ばず排除してしまう優等生、大切な幼馴染を片思い相手に見立ててエッチをするメンヘラ、狂気的なほどに一途なあの子…… 彼女たちの重たく歪んだ愛は…

高校を卒業して適当に選んだあの子のいない女子短大は特に何の思い出もできないまま、呆気なく2年の月日が過ぎていった。 それ程までに私の大学生活は枯渇していた。

逢坂女子高校は何かしらの委員会や部活動をしないといけない。中等部二年の部活動にそう関心のない仁科加奈は抽選で文化祭実行委員会を引き当ててしまう。文化祭実行委員会には絶倫と呼ばれる…

孫が科学を学ぶことを嫌う女性。それは、かつて暮らした村で座敷牢を見たことがあったからだった。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』のなかの１…

　私は研究所（ラボ）に残されたロボット。どうやら人類は死滅したようです。私は話し相手のロボットを作りながら、山の上に発見した人家（じんか）へ行こうと思っていました…… 　小説家に…

ランジェリーを買うことに抵抗のある大学生・ゆりのが、雑貨屋のような下着屋の店員・桃子と知り合い、桃子の友人の蓮実の家で「おとめ下着パーティー」をすることになって……という、女の子…

落語エンジョイ部は落語をしない。ただ落語を見て、聴いて、楽しんで笑うだけ。そんな部活の存在を知らない女子が一人。自分が嫌いな明石ほたるは学校の屋上から死のうとしていた。

中国のとある花街の話 　　 ── 登場人物 ── 白鈴:感情の起伏が少ない主人公 雛:白鈴の身の回りの世話をする子供 婆:やり手婆、白鈴と雛のいる妓楼の主 声劇用に作ってお…

思い付いた短い百合の物語 これを基に書くかも

＊更新遅延が続いており、申し訳ありません。6月には帰ってきたいです…！ 私――オフィーリアは大罪を犯し、処刑された。 聖女であった義妹に婚約者を奪われ、積年の恨みと嫉妬が爆…

帰り道、通り雨に降られてしまった美紅は、想い人である叔母の家へ雨宿りすることとなる。 最近は学校が忙しくなり、なかなか叔母との時間を作れずにいた美紅は、大胆な行動に踏み切って………

大学進学からふと帰省してきた元陸上部な先輩と、二つ年下の高校三年生の文学少女がいちゃいちゃする話です。 （ほんわかした百合作品です。ガチではないので、女子同士のいちゃいちゃが好き…

ひきこもり気質の少女。 少し変わった少女は週に一度の買い出しへと足を向けた。 そこで彼女が見た光景は腐敗した肉の塊、それらが歩いている。 それだけだった。 なんとなく『世界…

※この話は未完で終わります。 全ての魂が送られる死後の世界。そこでは誰もが少女の姿と鳥の名前を持ち、老いることも病めることもなく日々を過ごしていた。 そう、過ごしていたはずだ…

デュエル・デッキがないと住民登録もできない世界の日常

今日も百合科の医師である私の元に、患者は大勢やってくる。 おや、次の患者さんは……？

　システィーナは、魔界でも高名かつ他の悪魔族からも尊敬されている大悪魔の娘であり、自身もその大悪魔というまさしくエリート家系の生まれだ。 　力も知恵も相応のものを持っていたが、魔…