「一本だたら」を含む小説

【作品紹介】世界が素粒子＝《紐》のレベルでみえる能力をもつ一族。《紐により過去がみえる》愚生は戦争の時代に翻弄され、《紐により世界がみえる》わたくしはカンボジアでの医療活動に邁進…

いつもよりも一本遅い電車に乗ったおれを待っていたのは青い春だった。 本作は、柴田恭太朗さんの自主企画 【三題噺 #41】「生徒」「指紋」「発熱」 に寄せて書き下ろしています。

田畑に囲まれ、生徒の帰りを待つ古い木造建築物、修燈館（しゅうとうかん）。夏には庭いっぱいにひまわりが咲う。 濃い青空にせみの声が響き、畑にはあざやかな実り。道の遠くには逃げ水が…

異形の面に毛皮を纏い、剣一本で魔物を斬る超人集団マキリ衆。 黒髪に白髪を混じらせた「まだら髪」は、存在しない魔物『鵺』探し求めて各地を移ろう孤独なマキリの一人であった。 戦により…

柴田恭太郎様の自主企画【三題噺】「観光」「パイロット」「衝動」に参加させていただいた作品です。 特に思い入れの深い馬を取り上げて形にしました。

大根農家の主人公、田中健太は、強い日差しで大根が危機に直面。地元の仲間たちと協力し、畑を再生する奮闘が始まる。絶望から希望へと導かれ、彼の農家としての誇りは仲間との連帯感で一層深…

あらすじ 都内の大学卒業と同時に就職をした『彼』はほんの数ヶ月で会社を辞めた。 大学入学から田舎の実家には帰っていなかったからか、仕事を辞めて数日後、父から一本の電話。 『会…

ダメ人間が汚部屋一歩手前で踏みとどまるための、掃除と片付け術。 この方法を試しても決して部屋は綺麗になりません。 うち、未だとっ散らかり放題ですから。 でも、汚部屋、汚宅になる…

「私も、この本読みました！」 「私も、この本好きです！」 　 そんなコメントがあったらいいなぁ。

男爵家の長女アンナ・セーデンは、突然王城に呼び出されてラーゲルブラード公爵令息イェルド様のとある部分を魔法で守ってほしいと頼まれた。 魔王討伐に貢献し救世の英雄ともよばれるイェル…

ティナ・アールグレンは成人を迎えた王子の秘書官に抜擢された。 貴族の地位もなく、身寄りもいない彼女は全てをこなす「完璧力」と剣一本で異例の出世を遂げる。 衝突すれば混沌を招く…

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

西紀は用を足そうと起き上がり縁側に出ると、中庭の一本杉の幹に縛られている自分の姿を見つけてしまう。疲労がそうさせているのだろうと、ひとり合点する西紀。しかし目の前に奇妙な男が現れ…

昔々、そう語るほどではないある時代、一人の魔女がいた。 　不老不死でなければ、空を飛べる箒を携えているわけでもない。 　頭に尖った帽子もなければ、そばに黒猫もいない。 　それでも…

創作BL。 外田翔吾（そとだしょうご）が恋人である倉繁章人（くらしげあきと）が眠っている間に感情を吐露する話。 日中に出会った丸井朔（まるいさく）という男の存在を妬み、自身の弱さ…

彼女との久しぶりのデートを楽しんだ［俺］ 帰宅するため自宅に向かい歩いている その途中にある居酒屋ののれんを見て、帰宅する前にそれを食べあたたまっていく140時のお話し ※Xで…

ずっと友達期間が長い［あなた］へ告白する時の言葉で悩んでる［私］が手紙や他の方法ではなく直接言葉で言おうって決心する、そんな140字の物語 ※Xで開催ワンライ。深夜の真剣140…

秋や冬の風物詩といえば、なんといってもコタツとミカン。 その日、僕が家に帰るとあるじゃないの。コタツの上にはミカンの入ったカゴが。 やった、丁度食べたかったんだ。愛する妻よ、あり…

休日とは言え、いつもの時間に起きてしまった［俺］ そこに同僚からの電話……お互い様だよなと休日出勤する［俺］のお話 ※Xで開催ワンライ。深夜の真剣140字60分一本勝負に参加し…

その料理自体は好きなんだけど、その中に入っているのは何故だか食べられない［俺］ 何故だか自分でも理由は分からない ※X(旧twitter)で開催ワンライ 深夜の真剣140字60…