「怪談かも」を含む小説

ドライブ中にさびれた食堂へ入った そこは、寒くて、いてはいけない場所だった。

電柱の影から、洋服店の試着室から、遊びに来ていた友達の部屋から——日常のあらゆる場面から一瞬のうちに子供が消えてしまう「連続神隠し事件」の渦中にある柚月原市。中学2年生の市川言音…

骨董品蒐集を趣味とする翠は新居で使う物を骨董品店で揃えることにした。新しい生活に胸を躍らせながら店内で見つけたのは翳りのある美少年の肖像画で、すっかりとその絵に心を奪われてしまっ…

艮神社の巨大な楠。幾度となく邂逅する少女。パンデミック。審査員をして「幻想的で痛快？或いは痛怪」と言わしめた、尾道をテーマにした800字未満の怪談。受賞にともない書籍化されました。

少し、恐いお話です。 小説を読み慣れていない方、漫画を意識して書いていますので気軽な気持ちで読めると思います。

私が読み見聞きした怪異を書き綴っていきます。

大学二年生の秋。 私は普段通らない小道を歩いていると、あるこじんまりとした画廊を見つけて、何気なく入った。 その画廊には不気味な絵が沢山、飾られていた。 画廊を出た後、私は何者…

俺、安倍武彦はその名前から理解して欲しいが、かの有名な陰陽師の末裔だ。 そんな俺が通う、四ツ谷学園高校の理事長からひとつの依頼を受けた。 それは旧校舎にの３階に住まうトイレの花子…

やっぱお化けと時には人間って怖いなーって思う事が多々あると思います。死んだ人が突然目の前に現れたり、人に裏切られたり殺されたりとか。そういった話をこれからたくさん投稿したいと思い…

満月の夜、見知らぬ屋敷、紋付を着た見知らぬ人々の前でオレは、見知らぬ女と盃を交わす夢を見る。 ジャパニーズホラー映画のイメージで。 女って怖いよね。 pixivでも公開済みです。

これは、私が小学六年生の時に実際に体験したあまりに不可解なお話です。その答えは未だ謎に包まれていますが、誰かに答えを見つけて貰えることを願っています。それが、どうか私たちの手に負…

約1000文字のショートショート集 ★ジャンル別 [ミステリ]1000文字探偵 https://kakuyomu.jp/works/16816700428262849312 […

これはただただ理不尽極まり無い体験談…………。 僕と友人の慎二は中学校の通り道にある、とある宗教団体施設がある。 僕達はその宗教団体を黒い悪魔教、あるいはブラックデビル教と呼…

どこの学校でも似たような怪談話がある。最近よく聞くその噂も同じ類いの物だと思っていた。どこかの高校の女子生徒が自殺しただとか、鏡の前で呪文を三回唱えるだとかよく聞く話。くだらない…

私はこの子を抱きしめた。

2021/12/26　加筆修正し、再投稿しました。 わたしが卒業した中学校では『体育館裏の扉を開けると赤ちゃんの死体があって、それを見たら最後、異次元の通路に飛ばされる』とい…

ホラー短編集です。 幽霊ってパソコンやスマホの光が大好きらしいですよ。 ほら、あなたの後ろにも——。

「１４０字の可能性を探る会」によせて書きました。

真偽不明な記憶は誰しもあると思う。 特に子供時代の出来事は細かく覚えているが故に、今となっては本当の出来事かどうかわからなくもなる。 そんなお話。 ※この作品は「小説家になろ…

「私のように結末を迎えるのは許せない！この世とあの世の透き間に勝手に逃れるのは許せない！……私はお兄ちゃんのために、お兄ちゃんの心の中で演奏するわ。私と共に、お兄ちゃんはこの『ア…