概要
ねぇ、いらないなら、ちょうだい。
2021/12/26 加筆修正し、再投稿しました。
わたしが卒業した中学校では『体育館裏の扉を開けると赤ちゃんの死体があって、それを見たら最後、異次元の通路に飛ばされる』という噂がある。
でも、体育館は建て直されているし、とっくに廃れた大昔の怪談だと誰もが笑い飛ばしていた、筈だった。
※他サイトにも公開中。
わたしが卒業した中学校では『体育館裏の扉を開けると赤ちゃんの死体があって、それを見たら最後、異次元の通路に飛ばされる』という噂がある。
でも、体育館は建て直されているし、とっくに廃れた大昔の怪談だと誰もが笑い飛ばしていた、筈だった。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!知りたくない事と、知ってはいけないもの。
友人と一緒に学校を訪れた主人公。その学校には不気味な怪談があった。誰もいないところから聞こえてくる赤ん坊の声。それを耳にしたものはこの世ではない場所で、永遠に彷徨うというものだ。かつて自分が生んだ赤ん坊を、殺した生徒がいたため、そんな噂があったのだろう。
主人公は先輩との間に、新しい命を宿しているように感じていた。しかし誰にも打ち明けられず、検査もできないままだった。友人がOBとして部活に挨拶に行っている間、主人公は教室で休むことになった。約束の時間となり、職員室に向かおうとした主人公の目の前に、奇妙なものが現れる。
猫のような声。老人のような表情。
そして、次々に現れる怪現象。
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