「白くま」を含む小説

霧 深く、白く、世界を閉ざす 何も見えない、何も聞こえない 静かに、深く 霧は昔から異界と現実世界との境目と語られることが多かったのです 桃源郷、あるいは鼠浄土 深い霧を抜け…

　子供の頃、一度だけ目にした不思議な花がある。祖母が持ってきてくれた、小さな小さな白い花。わたしが触れるとぼんやり白く光り、指を離すと光が消える。まるで魔法のような不思議な花だ。…

元気な女の子「レイ」は、クラスに居る髪が白くて瞳が赤色の女の子「優歌」に片想いをしており、積極的にアピールをしていくが…

大学時代に出会った男性との不倫の物語。

割れんばかりの雨音。 じっとりと肌に張り付く服の感触。 稲光に白く照らされていたあのひとの肢体。 子供の頃に垣間見た、今はもう夢か現か定かでないあの夏の記憶。 　■ □ ■　 …

魔法が使えない小さな魔女ロゼッタは、姉と森の中で仲良く暮らしていたが、ひょんなことから、人間が掘った坑道へと足を踏み入れてしまう。待っていたのは、怪鳥の白骨死体、魂だけのホムンク…

宇宙ねことニンゲンの女の子のお話を 短歌のリズムで紡ぎました わたしが思い描いた映像が伝わると嬉しいです

　浅川ともゆき (20)が住んでいるマンションの一室に突然メイドがやってきた。 　短い黒髪を持つ黒目の白く透き通った肌を持つ彼女の名前は天道・イリステリア・サキ。秘密結社『メイ…

夏。 梅雨明けが待ち遠しいですね。梅雨入りまだですけども。

●あらすじ 中３になったばかりの鈴音は普段からドジばかり踏み、皆にかなり迷惑をかけ、落ち込んでいた。１５歳になったその日も、誰にも迷惑をかけず平凡に暮らしたいと願っていたが、突然…

夏野葵と日向は双子の中学二年生。 ゲームアプリを製作する会社を経営する父親のおかげでお金持ち暮らしをしていたが、ある日一転。 父親の会社が倒産し、三億円もの借金を抱えることになる…

まとめて投稿、本文なし。短歌部門は連作にも挑戦しましたので、併せてご覧いただけら嬉しいです。

あらすじ 自由奔放に生きてきた一匹のネコが。物知りなカラスと出会い、いつしかネコはカラスに淡い恋心を抱きます。 カラスとずっと一緒にいたい。カラスのために何かをしてあげたい。そん…

※ネタバレ注意 （コンテストに応募する作品なので、ネタバレになるようなことが書いてあります） どうせ家に帰っても誰もいないし、何もすることがない。 そんな松永侑李（14歳）の…

「私はあなたで満たされてもいいと思ってる」 大学1年の夏、小川奏汰(おがわかなた)には、たった1ヶ月だけの彼女がいた。名前は小日向恵(こひなためぐみ)。 だが、付き合って1ヶ…

今はもう彼女が何を考えているのか……さっぱり見えない。それは膨らみはじめた乳房のせいなのだろうか。赤みを帯びた口元のせいだろうか。夜更けにも白く美のナイーブな波紋を映り込ませる頬…

上港小学校の仲良し5人組は夏休みを満喫しているが主人公・大佐賀アスムは自身の勇気の無さに嫌気がさす。 そんなアスムは帰り道、1匹の喋る猫ヤ・プードゥと出会う。 ヤ・プードゥは異世…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト応募作。 はじめまして、猫山春花（ねこやま　はるか）と申します。 今年から中学生になったんだけど、実はとっても大変なことが起こってしまっ…

私は北峰で商家を営む白(パイ)家の長女雲泪(ユンルイ) 白(パイ)家第一夫人だった母は私が小さい頃に亡くなり、家では第二夫人の娘である莉華(リーファ)だけが可愛がられている。 …

白く明るい「メイ」と、黒く暗い「アン」。無彩色しか見たことがない、少女たちのお話。 （この物語は、思考実験「メアリーの部屋」を参考にしました。）