私は君の彼女
@Koraru_yuri
二人だけの時間
私は今、気になってる人が居る。髪の毛が白色で瞳が赤……そんな子が私の中で少し気になっている。気になるって言っても……恋愛って言うか何て言うか……。
「ねぇねぇ、レイ~、明日ちょっと私の買い物に付き合って欲しいんだけど…良いかな?」
「ん?え?あ、良いよ!何処のお店に行くの?」
「ん~、それはまだ決めてないけどご飯食べたりしながら買い物するからなぁ。」
「良かったらレイもどうかなって。」
突然のお誘い、これはもしかして…デートってやつかな!! なんて、そんなわけないか。考えすぎたかな。
「あれ?レイ~?」
「あ、ごめん。ちょっと考え事をしてた。」
「そっか。」
明日はどんな服で優歌とお出掛けしよう。ん~悩むぅ。でも優歌とお出掛けするとなると、優歌に買ってもらった服でも良いかもしれない。
「明日、千葉駅で待ち合わせね。」
「うん、分かった。」
「ん~!! ただいまー、私の家~……」
(……)
「いつも通り静か…さて明日の準備でもしようかな。」
私は部屋に戻り明日に向けて準備をした。服装を選んでる中で優歌と一緒に買い物をしてる場面を想像して少しニヤッとした。
「あ、この服良いかも! 明日はこれを着ていって優歌を驚かせちゃお。」
ウキウキしながら服を選んでいたら時間が0時を回っていた。私は慌てて布団に入りぐっすり寝ることにした。
「明日が楽しみすぎて寝れない。でも、明日は優歌と…」
「良い夢見れると良いな…」
朝、目覚まし時計がなり目を覚ました。今日は優歌とのお出掛けなので張り切っている。昨日は緊張してあまり寝れなかったけど、大丈夫だと思う!
「さて、朝の準備して行きますか!。」
(千葉駅)
「えっと、待ち合わせは……」
「あ、レイ~こっちこっち。」
「あ、優歌、お待たせ。」
「うん、時間通りに来たから良し!」
今日の優歌の服装可愛いなぁ。いつもより気合いが入ってるのかな。
「レイの服装おしゃれだね。」
「え?あ~優歌とお出掛けするから気合いいれようと思って」
「そ、そうなんだ。」
2人だけの時間は久々なような気がする。私達は忙しくて日常では会う回数が少なかったからこうして優歌と二人だけでいる時間は私にとっては最高の時間。
「そう言えばどこに行くか聞いてなかった。」
「フフ~、内緒」
「なんで~!」
「喜ぶと思うから!」
「そ、そうなんだ」
私が喜びそうな所?何だろう……私は服が好きだし服屋とか?んー…考えてもあれだから楽しみにしておこう。
それに優歌と町を歩いていると不思議な気持ちになる。何だろうこの胸のざわめき…
「んでね、この間…どうしたのレイ?体調悪い?」
「ん?あ、いや、そんなことはない!少し考えてただけ。」
「そっか。」
今日の優歌が可愛すぎてどっかで倒れそうで怖いけどきっと大丈夫だと思う!多分!
「そう言えばちょっとお腹空いたね。」
「確かに~少しご飯食べてからお買い物しよ?」
「あ、あそこで御飯食べていこうよ。」
「いいね! 行こう!」
優歌と食べるご飯、想像もしてなかったなぁ。
「いらっしゃいませ」
「2名で」
「かしこまりました。こちらのお席へ。」
この店は人気が高いのでいつも人が沢山いて賑やか。
この店の人気メニューは物凄く美味しいらしい。まぁ人気メニューだからそうか。
「レイ~、なに食べたい?」
「ん~私はパスタで良いかな。」
「じゃあ私もパスタにしよー。」
「ご注文はお決まりですか?」
「はい。」
…さっき優歌が私に言ってた「私が喜ぶ店」って何だろうか。少し聞いてみようかな…
「ねぇ、私が喜ぶ店ってなに?」
「ん~?まだ内緒~。」
「……いじわる」
「そ~?いつもの私だけど」
「それは知ってるよ」
ますます気になる。でもさすがにお楽しみにとっておこう。
「お待たせしました。こちらプレミアムリゾートパスタです。」
「これそんな名前だったんだ。訳してしまった。」
「美味しそー! いただきまーす!」
優歌はもくもくとパスタを食べ始めた。優歌が食べてる姿が可愛すぎる。めっちゃ写真撮りたい。
「そう言えばさ、優歌。」
「んー?どしたの」
「あの…その…何でもない。」
「えー?気になるじゃん。」
「優歌の真似しただけ 」
「もー」
なんて会話をしながらご飯をもくもくと食べた。食べ終わったら店を出て買い物の続きをし再開した。
「んー! お腹いっぱいになったし、買い物しますか。」
「ショッピングモールとか?」
「ショッピングかな?そこに行ったらレイが喜びそうな所があるから」
「ほんとー?」
「ほんとー」
結構広いショッピングモールだった。初めてショッピングモールに来たから少し興奮気味だけど優歌と居るともっと……。これ以上考えるのやめよ
「ほら、ここがレイが喜びそうな所」
「ここは? 」
おしゃれな服がズラリと並んである服屋に来た。おしゃれが好きな私にとっては最高!
「今日のレイの服がおしゃれだし、いつも服の雑誌読んでたから。」
「ありがとう! 優歌!」
私達はいろんな所に行き買い物を済ませた。買い物を済ませるといつのまにか夜になっていた。
「優歌-、今日は…ありがとう。」
「どういたしまして-。」
「あ、そうだ、優歌にこれあげる。」
「これは?」
「その服…優歌に合いそうだったから。」
「ありがとう! 大事にするよ。」
今日は優歌と一緒に買い物が出来たし、お礼にと服を渡した。優歌は物凄く喜んでいた、その服…結構悩んで良かった。
「外も暗くなってきたし、帰りますか。」
「そうだね。」
私と優歌は歩きながら今日の事を振り返った。
電車に乗ると優歌は眠りについた。私も眠くなってきたな……でも駅まで起きてないと。
電車は目的地に着いた。
「優歌、駅に着いたよ」
「んえ?」
「おはよう優歌。」
今日1日、優歌と一緒にいられて良かったと思う。
また優歌と2人だけでお出掛けとかしたいな……と思いながら家に帰った。
「ただいま。」
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