「右手」を含む小説

水晶で制御される「水晶式機械」と、それを修理する専門家、「水晶式機械修理技能士」という職業が存在する世界。 森本真希菜（もりもとまきな）は、水晶式機械修理技能士を目指していた少女…

太った茶トラの「ふしま」。飼い主の原導一家の元でのほほんと暮らす彼は空から隕石が落ちてきた日になぜか右手からビームが出るようになってしまった。謎のヒーロー集団と悪の組織討伐に巻き…

　ある日、僕の右手の甲に奇妙な紋様が浮かび上がった。 　それは六芒星、かごめ紋ともいう。 　その日から僕は『かごめかごめ』の歌にちなんだ不思議な現象に巻き込まれることになる。

青年には幼馴染の彼女がいた。 その日、二人は村外れの川辺に外出していた。 そこで記念日を慎ましく祝っていた。 その帰りだった。 鬼はその光景を見ていた。 鬼は人の憎しみや悲しみを…

突然異世界に転移してしまった主人公。気が付けば誰も居ない暗闇に一人きり。だが落ち着け！パニックになりそうな自分を鎮めてみても事態はちっとも好転しない。 だって、俺、記憶がない。 …

何の特徴もない青年ツルガはバイト帰りに気絶してしまう。その昏睡中に巨大な白い球に吸い込まれ、さらに「オケアニスを探せ！」と連呼する謎の叫び声を聞かされるという、わけのわからない幻…

ニコはエドレイ村に住む十三歳の少年。 ある日、母の言っていた月光花を見つけるが、その日を境に、右手が紫水晶の様に硬く紫色に変化しだす。 右手を元通りにする為、ニコは単身アシュウォ…

　誰もが生まれながらに神から与えられる神印（ギフト）の力。蜘蛛の神印を授かったが為に、不遇な扱いを受け虐げられていたシグフリートが、新たにその身に宿した破壊と創造、聖と闇の力で、…

〈灰色の右手〉と異名を持つ剣士にして、今では村で隠遁生活をするゴルカンが、用心棒稼業をすることになる。 　なぞの暗殺者の正体は？

　秋田の男鹿半島に古くから伝わる伝統行事、ナマハゲ。 　鬼の仮面かぶり、藁ミノを纏い、右手には包丁、左手には首桶という――異形の来訪神。ナマハゲは大晦日の晩、各家を巡って泣く子を…

血の流れる傷口を押さえ、ある男から逃げていた結城真人。 彼は最後の手段にと、走る列車に乗り移ろうと試みる。 ところが、線路の上で迫ってきたのは、この世のものではない魔列車だった。…

その手口から『剥ぎ晒し』の異名が付けられている。これの殺害を彼は受諾した。

ある絵描きが居た。 彼は人の似顔絵を描く際に、右手を見るのが趣味だった。 この物語は、そんな彼の見てきた右手の記録を、淡々とつづる物である。

基地で出逢った少女は天使だった。 　無知な少年兵と、戦争により夢を砕かれ生きる意欲を失った少女の短い話です。 Ⅰ,　 サリエル ll,　 塔信教 lll,　銃口 lv,　…

亡きコロし屋殴殺の一人娘であり、コロし屋斬殺キリに引き取られたおてんば娘のナクルは、キリが営む定食屋キリコロの看板娘として働いていた。 ある日、ナクルはスラムを通って帰宅中に、…

「左手だけじゃ泡立たない石鹸も右手と共にこするとぷくぷくと泡立つでしよ」 右手と左手は助け合う。そう言ってた妻はもういない。 右手と左手は僕と君のようだった。腕を失った人の幻肢痛…

西の国サンナ村の片隅でひっそりと暮らすゴルカンのもとへ来客があった。北の国から来たという若者は、ワドワクスと名乗った。 ワドワクスは意外なことをゴルカンに告げる。彼は、ドゥイータ…

　小学五年生の洋平は、思っていることをうまく言えず、すぐにかっとなってしまう男の子だが、母に悲しそうに叱られるのでそれを何とか直したいと思っている。一方で、洋平の姉と弟は優等生だ…

機械細工に魅入られたライザは、職人クリフォード・J・スミスのアトリエへと赴く。 彼の右手が機械義手だと知ったライザは一瞬たじろぐが、弟子入りを志願した。 無骨な手で作られていく作…

今日も、私は森を通ってお婆さんの家に行く。 頭に、真っ赤な頭巾を被って。 右手にはバスケットを持って。 バスケットの中には、パンとワイン。 森には狼男が住んでいて。 女の子を引き…