「三月」を含む小説

近未来の犯罪都市“トーキョウ”で、現役女子高生で凄腕工作員のアリスが裏社会の凶悪犯罪組織と戦うクライムサスペンス‼︎ ────【あらすじ】──── 　コンピューター犯罪…

兄と、妹の、禁断の愛。 ちょっと文学的な雰囲気を臭わせつつ、重苦しい不幸な家での、狂った愛を描く。 兄は人を殺したことをあると嘯き、妹の私は病弱で血を見たがる女王様。 父は死に…

三月初旬の或る日。 僕は雪女と出会った。 凍てついた哀しみと彷徨う彼女に、三日間だけ訪れる春。 ありふれた日常に、僕と彼女の生を刻んだ物語。

「わかっていないようだな、お前は俺の奴隷になったんだ。俺の気まぐれでいつでも殺せる、家畜以下の奴隷に！」 平凡な村娘リマは、ある日突然恐ろしい盗賊の王マトーに捕らわれ、奴隷とさ…

　三月、卒業式。在校生代表挨拶を任された少女による送辞《スピーチ》。 　これまでを振り返るのは、何も卒業生ばかりじゃない。

200X年頃の三月のある日、卒業(修了)する情報工学系の大学のラボを片付けて、学友としゃべったりする「僕」の話。 拡散する種、めっちゃ難しいお題だったので、ありがちとは思いつつラ…

　羽柴秀吉の馬廻として仕える、大谷“平馬”吉継（幼名：紀之介）。 　天正十一年（1583年）三月、越前の柴田勝家が大軍を率いて近江国へ侵攻。柳ヶ瀬に布陣した。吉継も主君秀吉に従軍…

柴田は校内一の美男子であり、生徒からの人望も厚い男だ。 彼は理事長からこう告げられる。 「最高のお祭りは中止とし、最高のお祭りを行うことが可決された」と。 今年の三月に行われ…

桃の節句。三月三日。ひな祭り。懐かしの童謡。 今日の貴方は、憶えていますか。

来たれり三月三日の桃の節句。 山の神に【花子】差し出されよ。 五十年に一度の、契りの日。 ※前日の3月2日に深夜ハイテンションで書いたものです。チグハグでなぜか恋愛にな…

KAC2020：お題 「最高のお祭り」 三月の彼岸入り、閉鎖されているはずの恐山で開催される、ITAKOCLUBという招待制の秘密の音楽フェスティバルが存在する。

三月三日。それは日本国国民のみ参加できる、『最高』の祭り――

　深夜にゲームで遊んでいる「私」に、趣味の全く違う幼なじみ・えりなから電話がかかってくる。 　彼女からの誘いを受けて、「私」はえりなのマンションを訪れた。 　KAC20201の…

魔導士（メイガーン）の最高峰、メイガーン・ル・メイガーンを決める魔闘技会が四年に一度ひらかれる。前回は不幸な殺人事件により中止となった魔闘技会だが、あらためて選ばれし四人の魔導士…

　伊吹雅仁が親友の矢田君と酒を傾けていると、一人の女性がこう口を開いた。 「私、四年に一回、閏年の三月一日に死体が埋まっていないか土を掘り起こすんです」 　突然の言葉に思わず…

他国には四年に一度の年始に王族から与えられるささやかなお祝いの贈り物がある。でも、それはこの国には無縁だと思っていた。 ＊KAC2020 第一回「四年に一度」参加作品です。

私には、四年に一度だけ会える友だちがいる。 （ロイヤルティプログラム不参加です）

　これは、三月一日の出来事である。

とある２月２９日の出来事 一人の男の子がふわっと現れる 男の子は、二月二十九日 閏年にしか現れない、夢幻のような存在 そんな男の子の元へ一人の少女が駆け寄る 彼女は三月一日 …

例年よりも気温が低い三月は、例年よりも早く桜が咲き誇っていた。 私は白い息を吐きながら、人の気配が無くなった校舎の廊下を歩いている。 前を歩く校長先生の後を追いながら──