「のじゃろり」を含む小説

　大正時代――百貨店を経営する富豪の息子・雅次(まさつぐ)。雪がちらつくある日、不慮の事故で魂の片割れのような双子の妹を亡くし、敬愛する兄の眼からは光が失われた。空いた穴を埋めよ…

ここの鶏卵食堂には、お腹と心が空いたものが集まるのです。

近況ノートに書いてたら長くなったのでエッセイに移植しただけです＾p＾ 自分みたいに近況ノートが長くなるのは何らかの病気なのではあるまいか？？？？？ 只の年寄りの長話わかる

　物理法則に従う「アーティファクト」とは対照的にあらゆる物理法則を無視できる、人のエゴが生み出した「イデア」の理不尽な力。それは主人公――日葵の大切な人を奪った。 　お父さんと…

獣医師(女)、初産で気づきます。 「霊長類の妊娠・出産って、他の動物と比べてハードすぎるだろ！」 なぜ人を含む霊長類は難産なのか？　そんな生存戦略をとったのはなぜ？ 自身の…

髙の山奥にある華仙一族の隠れ里に住むは、華仙術に秀でた者の証として花痣を持ち生まれた娘、華仙紅妍。 花痣を理由に虐げられる生活を送っていた紅妍だが、そこにやってきたのは髙の第四皇…

冷え切った家庭で育った宮森藍は生家を出た後、様々な人間の中を渡り歩く。けれど彼女が関わるのは碌でもない人間ばかりだった。 孤独とやるせなさを抱えて彷徨う彼女は、泥沼の中から這い上…

※平日正午更新予定 海に愛された少女マグロ・ツナは魔族院入学直前に、謎のアイドルミシェルと出会う。 今までに見たことのないミシェルのパフォーマンスに心奪われたツナは、おんぼろ寮…

第1回短歌・俳句コンテストで、俳句を考える能力？を出し尽くしてしまったので、今回は出すのをやめようと思っていましたが、一句だけ。

最近様子がおかしいお姉ちゃん。こっそりお部屋を覗くと────妹である私のパンツを頭に被っていました。

【僕はナシに対して何の負の意識もない。勿論、命を戴く、という意味で思うことはある。けれど、じゃあなぜナシに対してだけ、それ以外の食糧以上に深い敬意を持たなければいけないのか？　つ…

そこは、海辺のひなびた駅のホーム。 特急列車と各駅停車が信号待ちをしています。 発車するまでの五分間の物語。 「最後の5分間」 ＜小説×朗読コラボレーション・コンテスト応募作品＞

【全６話】【短編】【カクヨムオンリー】 【カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト】 〈あらすじ〉 　主人公の少年・白夜（びゃくや）は探偵である。 　いや、元探偵である。 　か…

「第13回角川つばさ文庫小説賞」　応募作品 　声優に憧れている美緒は、中学生になると放送部に入部する。 　初めての校内放送を終えた美緒のところに、一人の男の子が突撃してきて、…

柴田恭太郎様の自主企画【三題噺#76】「歯車」「河童」「鼻」に参加させていただき作った作品です。 変わらぬ日常に別れを告げるため、非モテ男子こと真島鋼清はマッチングアプリを始め…

誰かの為のヒーローは、テレビの中にしかいない。 けれどヒーローを求めるのなら――

お祖父ちゃんの営む古書店。私はそこでお手伝いをしてる。 その日、古びた引き戸を開けて入って来たのは、同じクラスの男の子だった。 お祖父ちゃんとは話が合うみたいだけど、私にとっては…

書籍版２巻は４月１４日発売です！ 2022.09.21書籍化に合わせて、タイトルを変更しました。 旧タイトル「最強の護衛は老後が心配なので、巫女姫と一緒に安定した第二の人生を送…

雲の水滴をぺろぺろして、夏を待ち焦がれたのだ。

ある冬の頃、あらさーくたびれOLことなぎは、よく笑ってよく泣く少女あこと、その飼い猫と一緒に暮らし始めていた。 何事にも喜びを感じない自分より、ちゃんと感じられるあこが味わうの…