「道 短編」を含む小説

実の兄妹である京之介と〝れん〟は駆け落ちの末、たどり着いた山中で淵に身を投げる。しかし、死ねずに目覚めると、色白の優男がれんを捕らえていた。 そこで二人が見たものは……？ 文体…

うむ…朝廷も手を貸さぬとは余程の怪異と見受ける。そうだな、私が直接出向くこともできようが、実はすぐに解決できる良い方法がある。北の山に腕の立つ陰陽師がおるのだ。諱は知らぬが、私の…

会社員の岡野拓実は借金を繰り返してしまう。 金銭感覚の麻痺から借金苦になる。 重なる借金。 借金から抜け出す道はあるのか。

アンナリーザはお姫様でした。姫といっても、17番目の姫です。 ある日のこと、エルフの国の第三王子様から、求婚されました。心当たりがまったくありません。見た目もいたって普通なアンナ…

勇者の末裔である女性と魔王である事を隠していた男性のお話。 自信の役目として、夫の仇を討つために魔王を倒さねばならない彼女は、旧友である男と刃を交える事となる。 人類の敵、魔…

突然、魔女が部屋に現れ、死の宣告をした。 回避するには魔法で不死になる必要があるが、代償として人の命を捧げなければならないという。 【登場人物】 界道リンネ 年齢：13歳 …

短編です。グロいです。 あらすじ 白い箱が空から降ってきて人を潰す世界で、「私」は目の前で友だちを潰されてしまう。分断された友だちの脚を見て、脚に取り憑かれてた「私」はその気…

約三年前に許嫁を亡くしてから、誰を娶ることもなく過ごしてきた羅沙(ラージャ)の社(やしろ)の頭領・靂(レキ)は、ドラグ・デルタの大噴火の被害を調査していた際、その影響が色濃く残る…

修行の道とはこういうものなのでしょう。

黒い髪に、青い目。尖った耳に、鋭い犬歯。 それは死者が選別され、地獄への道を歩む前に出会う、悪魔を象徴する容姿。その姿をした天使など、彼以外には存在しない。 …それで？ …僕が…

市網　銀（しあみ　ぎん）は、心中を考える者たちへ、救いの手を差し出す。 否、その手を救いと考えるか、絶望へ道と捉えるかは、誰の知るところではない。 市網　銀（しあみ　ぎん）の正…

不思議な力を持つ物体、『ナチュラル・オブジェクト』によって建国された小国『セントラル・キャッスル』。 セントラル内部のナチュラル・オブジェクト専門店で働く青年・テッサはある日、ミ…

男は道に迷ってしまった。彼女と喧嘩をした気晴らしに散歩をしていたが、気づけば帰り道が分からない。そんな中、懐かしさを感じる小路に吸い込まれていくが、この小路にある違和感を覚える。

『──胡蝶の夢を知っているかい？』 やあ、ようこそお客様。 夢と現を別つ場所へ。 この店では、それはそれは貴重な【蝶のしらべ】を売っているんだ。 どうだい？　君もお一つ。 …

駅までの気が遠くなるような道。 へとへとになりながら、わたしはコンビニに辿り着いた。

たまたますれ違っただけの人々の間にも、ストーリーは広がってゆく。 自転車という、自発的に動かないと進まない乗り物に乗って、何もない砂漠を走る。ただそれだけの間にもすれ違う人々は…