「言わない ホラー」を含む小説

　読みやすくするため、一話約6000文字で分割しました。 　幼い頃の約束をおぼえていますか……？ 　あなたは忘れていても、交わした相手はおぼえているかもしれませんよ……？ 　…

中学一年生の「僕」は親に言われるがまま、塾に通い続けて、心身ともに疲れていた――。 「もう、やめたほうがいい」と友人は言うが……。

明治五十五年、春、四月。 風の強い春の夕刻には、神隠しに遭いやすい、という。 立花女学院に進学した黒川葵子、十四歳。 入学前に両親の死病からの回復を経験し、大変な冬だったが、比…

週末の夜、「私」はいつものように電車に乗り込んだ。 運良く座れたことで居眠りをし、母からの電話で突然「その電車を次の駅で降りなさい」と言われる。 その言葉の奇怪さに気付く間もなく…

カクレユメそれは子供たちの間で知られている遊びの方法。こっくりさん、ひとりかくれんぼなど興味本位で一度はやったことがあるのではないでしょうか。実はこれらに共通していることがありま…

「お前ってさ、たまに海のほうを見てるよな」 友人からそう言われた建人（けんと）。 海が気になるのは、きっとあのひとのせいだ。彼女はまるで、白い桔梗の花のようなひとだった。 十七歳…

僕は影を歩くようにお母さんから言われていた。 僕はその通りに影を歩く。 夢かもしれない。そうであればいいと思う。

地雷：一人称が「あたし」の倫理観がおかしい女の子（ただし猛烈にコレジャナイ感がある） 創作物における自分の性癖に「一人称が『あたし』の倫理観がおかしい女の子」というものがあるの…

ある日、女子大生が猟奇的な殺人鬼に殺されてしまう。 そんな被害者家族の元へ、万屋を名乗る男が現れる。 「仇を討ちたくないですか」 そう言われた女子大生の妹は、万屋へと仕事を依頼す…

死んだはずのクラスメイトに『コカ島』に集まるように言われ高校三年生の男女六人は船で向かった。島に着き、長い山道を登ると山小屋があり、中で見つけた紙には『お前たちを許さない』と書か…

消えた娘、消された娘。青く笑む月、欠けた月。レギム、そして零無。 些細な不可思議がこの世の器から飽和する日、世界の理は大きく変わると言われている。 「あぁ、月が、レギムが、彼女…

つまらない女だと言われたから、精いっぱい面白くなってみた。（※重複投稿作品）最初から最後まで私視点。ホラー要素あり。

大学生の私は、高校の同級生だった摩耶が、風俗店ばかりの雑居ビルへ入って行くのを目撃する。 容姿端麗でクラスの人気者だった彼女が、どうしてこのようなところで働いているのか気になった…

　もとはとある「うちに◯◯がいます」というお題の短編コンテスト用に書いたもの。 　久々に心霊系の本格ホラーです。 　でも、実験的なちょっと変化球。あまり怖くはないかもしれない………

だんだん狂気に蝕まれていく感じの話。婚約破棄という単語を出さずににおわせる試み（※重複投稿作品）

「母さんに元通りになってほしいか？」 　そう聞かれた。 　俺は頷いた。 　母さんはまだ見えない妹と話をしている。 　妹が事故で死んでから、母はそれを認めずついに妹の幻覚を見…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665289991517 　もとは「冷…

「【第3回】三つのキーワードで小説を書いてみませんか【「神様」、「テレビ」、「メガネ」】」によせて書きました。 短くて奇妙な話にしたいと思ったのですが、そのようになっていれば幸い…

KAC20219参加作品 お題：【ソロ〇〇】 KAC2021の作品を繋げて中編にしています ・第一話：【KAC20211】気が付いたらおうち時間で500年経ってた https…