「語ります」を含む小説

『まだタイトルも決まってないのに　～ある新人マンガ家の打ち合わせ～』（←主人公が『古事記』の驚愕の真実について語ったり語らなかったりする話）の作中作を、ちょっとだけ小説化。 ※こ…

　第一章ルーツでは、私のために私のことだけを語ります。なぜ私は生まれたのか、誰に助けられて生きてきたのか、誰を愛したのか、誰から愛されたのか、私はおそらく、私を語れる唯一の存在で…

「どうして吸血鬼は神に呪われた種族と言われているの？」 吸血鬼の子供が親にした質問。子供が疑問に思うのは当然なのだ。 なぜならば、不老不死であるうえに、魔法力を持っている。最弱…

一話目『異国の牙』は、ウォンバットマガジン様の企画『宿語りのシーガル』にて執筆・投稿させて頂いたものです。 砂漠の町の少年で商人、イーニ。彼の友人で情報屋のルナは、いつだって面…

ヘルムート侯爵との婚礼の儀を翌日に控えたイシュトリア伯爵令嬢。彼女には人には言えない秘密が二つあった。 一つは実の兄を愛していること。 もう一つは……。 これはそんなイシュトリ…

登場人物（ＴＲＰＧデータ） ★神山詩織 親神：アテナ（境遇：加護）　背景：創世の子（予言：幸福）　属性：青 武勇：Ａ＋＋　技術：Ｃ＋　頭脳：Ａ＋　霊力：Ｃ　愛：Ｃ　日常：Ｂ ギ…

公安に所属する男は命令をうけてある人物とバーで接触する。国の暗部にかかわったその人物には傷があり、その傷に触れることで、公安の男も自らの思いを語り始める。

パソコンでのトラブルに直面し、必死にパソコンを復旧させようとしたり 自作パソコン作ったり、ＨＤＤ壊れて泣きそうになったりするパソコンとの トラブルと戦い、足掻く人々のお話です。　

貧しい寒村での生活に語り部はうるおいをもたらしていた。 語り部たちに拒絶された少年は…… 2000字もない短編です。

詐欺師、守銭奴、夜の店では出禁の岩本、愛妻家、数々異名をもつ男。拝み屋のがんちゃんこと岩本夏大。 君ははふとした好奇心から、彼の体験に興味をもちその話を聞く事となる。 ハナミガ…

あるどこかの遠い街、バーの片隅で彼はいつものように、巡り合わせた人たちの記憶を語りだす。 日常に潜む天使を信じてみないかい？　というお話

『やあやあ！　まずはこのような場所を提供してくれたこと、そして今現在、自分の語りに耳を傾けてくれている事に深い感謝を！　自分は“Ｄ＝オータムバイン”。Ｄは略称だ。なに？　何の略…

「あなた、昨日の今頃、何をしていたか覚えている？」 夏の一日。図書室の一日。 「じゃあ、去年の今頃」 戸惑うぼくに、なつきさんは唐突に語り出す。 「十年前、覚えてる？」 聞いたこ…

双子座あるある……かもしれない？ 双子座の人間は、実は座敷童に似ているかもしれない……という話をこじつけっぽく語ります。

屋島の戦いで活躍した弓の名手、那須与一。 己の力量に奢りそうになると悩む彼に、義経が大陸に伝わる古い話を語りだした。 何でも大陸には、羿という名の弓の名手がいたのだと言う……。

「こんな雨の日にさ、一人でいると……思い出しちゃうんだよね」 そう言って、幸子は思い出を語りだした。 それは彼女が幼い頃の、大好きなおばあちゃんの話……。

幸せの象徴は四葉のクローバーだと思っていた二人の、すこしすれ違う物語りを詩にしました。

　拾った猫が地球外生命体だと家族が気づいたのは、ミケがひげを垂らして神妙に語り出した時だった。僕とミケの別れの結末は――

山と海に囲まれた街、柱谷町《はしらだにちょう》。 特別なものなど何もない、平和な街。 決して閉鎖的ではないけれど、どこか閉鎖感があるそんな街。 そんな何もない街は、少しづつ変化遂…