「真ん中」を含む小説

「嘘つきは泥棒の始まりって言うけど、正直者は泥棒になれないのかな」 　明るいリビングの真ん中に立った彼女は疑問を口にする。独特の臭いが鼻をついた。 「正直者は馬鹿を見るだけ？…

とある国でクーデターがあった。悪政を行ったとされる王は倒され、それに組した派閥の人間も次々と処刑された。王の近くにあって直接処刑されなかった者はたった一人、精霊術師ロキ・ウォーレ…

7人兄弟の真ん中っ子の真輝は、大学二年になろうとしていた。 動物園のような家族をまとめる目立たないモブな真輝は、 今日も普通のキャンパスライフを送っている。 そんなある日、友人に…

飛ぶ鳥を落とす勢いで、たちまち一目を置かれる存在となったギルド【フレイムナイツ】 この剣と魔法の異世界では、数多の冒険者達が日々活躍していた。 基本は4人編成のパーティから始ま…

ホテルの一室で名前も知らない男の写真を撮ることが仕事のバイセクシャルなカメラマンと被写体になった男のはなし

長く続いた種族間の不干渉により、お互いのことを『そういうのがいるんだよねー』くらいにしか理解していない国が五つも存在するとある世界のとある大陸。 各国が小さいうちはなんてことがな…

　学校一のアホ、湯沢佳孝は体育の授業の真っ最中、校庭のど真ん中で愛する先輩への愛を叫んだ。

　タキトは8才の頃両親を亡くした。 　それから両親と暮らしていた村で過ごした。その村はとても優しい人ばかりで両親を亡くしたタキトの心を癒してくれた！ 　そんな暮らしを続けて4…

信じるべきは、王ではなく神。神から特別な者にしか与えられない能力を持つ人は、大切に扱わなければならない。だから、閉じ込めてしまうんだ。国の真ん中の鳥籠に。

魔導師のチェシカと妖精ヒュノルは、魔術師協会からの依頼で封印が解ける魔導道具に再封印をして欲しいと依頼される。 再封印には封印が解けた瞬間にかけ直すしかなく危険が伴う為、万が一を…

　魔術を自在に操る人類が大陸全土を支配した、生まれた家によって将来の仕事が決まる世界。 　ヒトが生態系の頂点に君臨する時代に、ニンゲンに奉仕する生物――アオイトリ――の少年「青（…

　＜概要＞ 　五芒星によく似た島がある。一番の上のとんがりから、【木ノ国】【火ノ国】【土ノ国】【金ノ国】【水ノ国】、そして真ん中にある【日ノ元市】。５つの国と１つの市に支配された…

謎の光に包まれ再転移するソラ。 信じがたい事に転移先は、何ひとつとして物影もない砂漠のど真ん中だった。 幸せが絶望に変わる瞬間。 その時、ソラは涙をこらえて神に誓った。 こ…

空が綺麗だな。 家の前の道路だけ、ど真ん中歩くのが 帰り道のルーティーン。 家に帰ると、私は……。 自分の無力さに追い詰められる。

たとえば 秋と冬の間、夕方の夕焼けと夜のまじった空、ノートとえんぴつの間、夢と現実のはざま。 この世界には数えきれないほどの“スキマ”があるのです。 そんなスキマの、世界なのか世…

　都会暮らしの高校生、長井与一は、ひょんな事から異世界へと飛ばされてしまい、戦場の真ん中へと迷い込んでしまう。 　飛ばされた与一は森の中で、大陸の一角を統べる皇国の皇子ファルシ…

時代も歩んだ道も違う４人の男。彼らの心には、忘れることのできない女性が残像のように刻まれている。が、この4人の人生が交わることは決してない。だから彼らは永遠に気づかないだろう。そ…

横断歩道の真ん中に、ときどき人影があらわれる。とても短い話（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

世界中にランダムで出現するダンジョン 都心のど真ん中で発生したり空き家が変質してダンジョン化したりする。 今までにない鉱石や金属が存在していて、1番低いランクのダンジョンでさえ平…

過去からタイムトラベルをし逃げてきた兄弟が、妹の失踪事件をきっかけに両親が殺害された事件の真相に挑むミステリー ────２つの世界が交差するとき、真実に出逢う。 　5×××年…