星と少女の章~星下の少女たちの物語 ザ•ステラ•アリナ プロジェクト「トロ星」シリーズライトノベル PTRS/THE STELLA ARINA

内嶋つまる

序章 女神の神輿

星と少女の章 


プロジェクト「トロ星」シリーズノベル


やはり、これは恋だった。


「世界の果てまで、一緒に歩もうって言ってくれたじゃない だから、もう二度と離さない。」微かなこえがみみのそばから出し続けている


瞬きもせずに流星群が攻めてきるとき、意識すら吹き飛ばされるはず


浮かび上がった思いが暖かくて幸せ。どうなるだろう。こんなの状況なのに。


忘れないほどの思い出だった。




光と暗闇と交わす。幻の宇宙。その真ん中には、ある輝き、それから発達な惑星。その名は「トロ星」。普通的には、銀河系中心部に生命など存在しないはずだったが、ある不思議な力が、この惑星を支えている。




序章 女神アリナ神輿みこし


海洋暦8972年6月3日 トロ星 月帝国国境 月金戦争戦場 


 「北からの敵が攻めてきます、どうすればいいですか 将軍様」金帝国の軍勢が月帝国の方へ進攻している。何回も戦ったといって、もうすぐ負けるところだった。戦場はもう術がないほどの無惨様。


「案ずるまい、運命がすでに定まっている」将軍明立武生あけたちぶせいが、へっちゃらな顔をしながら結論を下した。


女神アリナだ」「俺たちを救ってきたのか」戦士たちが救い糸を探したように大声で叫んだった


戦争の途中、ふっと光が空の上から降り注いで暗雲を吹き散らした まぶしい光に包み込まれていたのは「女神アリナ」と呼んでいる者であった。アジサイ色の髪で白いドレスみたいな服を着ている女神、大地に甘露かんろを降らすような歌声を歌った。歴史上、女神の降臨は事情を逆転する鍵である。それとも、世界の理ことわり「霊体アリナキス」を封印する役目を果たすと推定されている。だが、その本体と目的は何のものか分からない。どうして女神が降臨するのか、誰でも分からない。


「心から、祈っている、捧げよ、聖なる願い」


女神の聖なる声が戦士たちの耳の中で響いていた。まるで生き返るような、その前の怠惰を去っておいて、勝負を決着した。


戦争の結果、月帝国の勝利だった。その後、月帝国はテリニ大陸を統一し、「海洋連合帝国」を打ち立てた。こういう戦争は、果たして「霊体暴走アリナキスぼうそう」なのか


海洋暦10023年10月6日 トロ星 科羅都からと科羅市中央区からしちゅうおうく  国会議事堂 元老院ホール


「先話した議題について、説明させていただきます。最近 トロ星の周りでは 霊体観測アリナキスかんそくの異常数値が探測されています。通常より数万倍の数値でございます。それから、数値が上がる一方です。5年ぐらいで数値が限界になってしまいます。もし早く処理しなければ、霊体暴走アリナキスぼうそうが発生する恐れがあります。その解決策は、我らが魔法院の同僚たちとともに「プロジェクト「トロ星」」というプロジェクトを通じて女神を復活させ、霊体を封印します。その以外のかいけつほうほうはないですが。元老様たちのご意見はどうですか。」


「文化科学院院閣大臣殿のおっしゃった話によると、早く処理せざるを得ない要件なのですね。しかし、先回の女神降臨は、1000年前ぐらいでございましょう。無理やり女神を復活するとは、ちゃんと検討し直すべきではないでしょうか。」元老院議員 多格納西たかくのうさいが反対の声を呼びかける。


「大臣の言った通り、もうすべがない状況なのですよね。積極的に行動すべきではないでしょうか。でも、そのプロジェクトは、どういうことですか。具体的にどんな行動を」


元老院議員 明立武生あけたちぶせいが発問する。


「6名ぐらいの少女を選抜し、アイドルをやらせて、そして最も優秀で霊体適性アリナキスてきせいがもっとも相応しい少女が女神アリナの神輿に乗って頂くという流れなんですが、結局成功するかいなかはかしこまりません。」「少女たちをひどい目に合わせるとは、人道ではないことでしょうか。」「でも、ほかの方法が見つからなくて、そうしかありませぬ」「もっといい方法が…..」元老院議員の争いがとどまらなかった。結局、投票で決着した。この議案は7対6で通過した。プロジェクト「トロ星」執行委員会が成立した。通称「女神アリナの神輿」

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