「発行」を含む小説

蒸気大戦が休戦なった直後の帝都、連合軍の包囲を受けていたこの街では物資が窮乏し、各地からの横流し品による闇市が栄えていた。 小さな闇市の顔役を務める道重（みちしげ）は、見慣れない…

かつて、私は恋をしていた。 学生時代の淡い想いを胸に秘め、 思い出をなぞるような二人の短編連作。 ※2014.12.09発行　無配作品（サイト掲載作） ※メインは異性愛ですが、…

小高い丘の上にそびえ立つ一軒家にひとりで住む「彼」の元には、不定期に不可思議な絵はがきが届く。それは彼とほんの短いひとときをともに過ごした大切な「友人」からのものだという。 20…

宮沢賢治の死について、主に絶詠についての一考察です。妹トシの死について、また筆者の祖父の死についても触れ、死者と生者の関わり方を考察しています。2019年12月末に提出した卒業論…

青い水で満たされた、こことは違うどこかの世界。 邂逅した、ひとりの少女とひとりの少年の物語。 少年が出逢った少女には、誰にも言えない秘密があって。 異世界ふんわりファンタジーで…

小説名：「SWEET SWEET SWEET」 雑誌名：『こ・めでぃうむ』ver.20191124 サークル名：れうにおん ブース：カ-41（小説｜エンタメ・大衆小説） 価格：¥…

男の子だった頃に好きだった女の子のことを思い出しながら、今の恋人と一緒にペンギンを見に行くお話。 本作は五分間TSFです。五分間TSFとは、ひとが一分間に読めるとされる400～…

『文学フリマ札幌』及び『北海道コミティア』にて刊行したコラム本（コピー誌）のネット再録です。 かなりの部分を加筆・改稿してあります。 紙の本を再販する予定も無い為、ここに収めま…

　一学期最後の日、時柴流星は大好きな玉井さんから花火に誘われる。 　思いがけない幸運に舞い上がる流星だが、実は時柴家の男子には代々伝わる「夜に外出してはならない」ある秘密があって…

　創作者は効果の観点からレトリックを検索したり、比較したい。そのような動機から作成しました。 　作者は修辞学の専門家ではありません。「レトリック事典」(企画・構成: 佐藤信夫　…

「ね、百夜通ったら、オレのになってくれる？」 友人だと思っていた男に告白された。恋など、自分とは縁遠いものだと思っていた。 読書にしか興味のなかった文学青年が同級生に告白され、ゆ…

会社の後輩と上手く行かないストレスを抱えたサラリーマン・森本が夜中に訪れたのは、狸のような優男の店員・福富が営む、日本茶カフェ「九十九ふくふく堂」。 おいしいお茶とおにぎりに癒や…

ジャパリパークへようこそ！ ジャパリパークへの入園許可証はお持ちですか？ お持ちでないならパーク正門入口に向かって右側の入園許可証発行所へどうぞ！

現代日本。地方都市・皮帯市では、謎の怪物が起こす通り魔事件が起こっていた。 そんな街にあるコーヒーショップ『イマジンビーンズ』に勤める鐘洞くるみは、ドジな後輩青年・荒尾薫の後始末…

詩集／『トリヴァルガ』2014年8月31日発行（初出：「富」2014年1月26日／「愛」2014年4月27日／「法」2014年7月26日）

詩集／『蝶　―ちょう―』2012年6月30日発行／special thanks：Ren.

短編集／『歪　―いびつ―』2012年2月26日発行

虹色に溢れた部屋の中で、少女は今日も生きている。この部屋から出たら死んでしまう奇病を罹う彼女は、ベッドサイドの薄紅の小さな花と部屋を満たす大輪の虹の花を見比べ、思う。 私は、どち…

短編集／『幻　―まぼろし―』2011年8月5日発行 それは 短い腕では届かないもの それは 願っても届かないもの それは もう何処にも届かないもの それは、

詩集／『珠　―ことだま―』2011年8月1日発行（初出：2008.11～2011.2）／special thanks：Ren.