概要
虹色の花籠の中、私は今日も死なない。
虹色に溢れた部屋の中で、少女は今日も生きている。この部屋から出たら死んでしまう奇病を罹う彼女は、ベッドサイドの薄紅の小さな花と部屋を満たす大輪の虹の花を見比べ、思う。
私は、どちらにもなれない――――。
※今年の6月に発行した部誌の、私の分の再録です。ちょっと加筆修正してます。
私は、どちらにもなれない――――。
※今年の6月に発行した部誌の、私の分の再録です。ちょっと加筆修正してます。
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