「僕は」を含む小説

　僕は、人との物理的接触が苦手だ。苦手だから、避けていた。人と距離を置いていた。 　けど。 　ある人を、その子を、好きになってしまった。なってしまって、でも、叶わないからと、想い…

つくもせんぺいです。 出会っていただきありがとうございます。 僕の暮らす海辺の町では、砂浜に流れ着くものを「ウミガメの贈り物」と呼ぶ。 たまに僕は、その贈り物に呼ばれることがあ…

何故か僕に押し付けられた話を書いていく予定です。

僕はね、イジメっ子に復讐するために削って削って削るんだ。 そしたらね、悲しい事故でみんな不幸になるんだ。 その瞬間、僕はとても幸せな気持ちになれるんだ。 だから僕は削って削って削…

私はある会社で働く社員。 これは、ある男の日報。それをここに書き写します。嘘か誠か、それすらも分からない。 ある男が体験した不思議で少し不気味な話の数々。 これを書いた本人とは会…

として題された……記憶が正しければ、僕が今よりもずっと病んでいた頃に作られた詩のようなナニカの再収録。伝染らないように気をつけてね。

華鈴に残された絵に描かれていたのは、整った顔の青年。曽祖父の葬儀後、黒い影に追われれば、絵の中に描かれた青年が手を伸ばして華鈴の名を呼んだ。その腕に引かれて辿り着いた先は、異形の…

文芸部の唯一の部員の及川奏音(およかわ かのん)。そんな奏音には学校でも屈指の美人なセンパイのカノジョがいた。麻倉夏楓(あさくら かえで)センパイである。ダンス部のセンターであり…

今から。 何十年も昔。 僕達の。 初めてのデート。 十四歳の夏。 白い浴衣の君が。 僕には凄く眩しく見えた。 でも。 俯く君の唇は。 微かに。 震えていたのです。

深い深い森の奥深く、そこは迷いの森と呼ばれており立ち入ることはおろか、入ったものは、2度と戻って来られないと言われる場所 神獣が住むと言われるフルアの森 そこに住んでいる森の木霊…

見た目の他に取り柄のない高校生、津島与一の日常はある日を境に侵食されていく。自分だけが視える黒い『ナニカ』、謎の少女、不思議な後輩、腐れ縁、失った情熱、埋まらない欠落感。――変わ…

★一緒にいて、学ぶことの多い僕の友★

僕は君に「ありがとう」と伝えたい。 ※「さよなら」の過去として「はじめまして」という作品です。

　これは夢を持たなかった僕が、夢という光に焼かれ、その光に手を伸ばす物語。 　そう、今なら堂々と言える。 　僕の夢は―――。 『第七回こむら川小説大賞』応募作品

筆者は精神疾患を患っています。随時更新します。毎日読んでくだされば、明らかな矛盾や文章の読みにくさはあるけれど、物語は進んでいくでしょう。

大学二年生の東山昴は高校の後輩、長谷川渚と久々に再会する。 長谷川は高校の頃の東山のズボラな性格を把握しており、ちゃんと生活できているか、東山の家に行って、確認をしたいと言い出し…

日々書き溜めた短歌・詩をざっくばらんに書き溜めた短歌集

欲しい物は奪い、行きたい場所には行き、邪魔する者は排除する。 法律もルールもマナーも気にしない。 自らの美学に則り生きる彼は世界中に名を轟かせる大悪党ナイトメア。 誰にも理解さ…

月夜の挑戦者の挑戦を受けて異世界へと転生した怪盗ナイトメア。 その挑戦を終えた彼は自らの記憶を全て奪い元の世界へと帰還した。 そして4年が経過した元の世界。 彼は驚きの事実を…