花火に照らさされた君の顔が、綺麗だと思った
進藤 進
大丈夫?
問いかける僕に。
君は怯えるように。
何度も。
瞬きをした。
潤んだ瞳を縁取る。
大きな半月型の輪郭線。
僕は。
息が詰まりそうで。
その美しい。
散乱する光を。
見つめていたのです。
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