「霧」を含む小説

ダズワルド監獄は魔術師によって造られた世界で唯一の場所。 霧が支配する監獄に収容された囚人は、二度と外界に出ることはないとされている。 魔術を使えない人間でありながら魔力の器を持…

曇天が降り落ちて地面をえぐっているような日だった。さほど過去を覚えさせない街並みが、霧と雨の境のような灰色にぼやけている。各地へと足を伸ばすのに便利な鉄道の駅を持っているこの街の…

〜内容〜 オタクな主人公〝霧雨夜輝〟が昔から夢見ていた自主制作アニメ。 夜輝は高校でアニ研を作ろうとするが、入学した高校にアニ研は存在しておらず……。 学校側から提示された条件…

あらすじ本文引用 この文章を唯のゴミの小説とするのであれば、それはあなたのすべてに共通する地球は、滅亡を選択したことになる。

　皆さんは「村八分」という言葉を聞いたことはあるだろうか。村社会の中で、掟を破った者に対して私刑を与える……まぁそんな感じだ。いじめ、追放、傷害、果てには殺人。明らかに時代錯誤も…

「また、女性の遺体だ…クッソ！犯人め必ず…」 霧が濃い街「ベアーズ」この街は霧が濃く霧が晴れることはない。そのため世界一危険な街として言われている。 　そんな危険な街で今とある事…

――昭和35年、東京。 呪いの蛇を身体に宿したツツミは、和紙を千代紙に染める楠染工の三代目・霧衣に会う。彼は〝この世ならざるものたち〟を花鳥風月の図版で包み、天に贈る〝紙屋〟であ…

「異能」が人々に発現して100年近くが経った現代。 時を同じくして、世界には「影人」という人ならざるモノが出現。人々はそれに恐怖していた。 影人を討伐するには異能者が必要不可欠…

霧海拓真にはいわゆる幼馴染というものがいた。小さい頃からよく一緒に遊び、結婚の約束までした。だが中学に上がる頃、拓真と彼女は別々の学校に通うことならなる。そこで拓真は自分の無力さ…

　セイアドロという街の守護者であるアディール・バラエイドは、街を守るために今日も迷宮へ向かっていた。 　この世界は魔刈霧（まかいむ）と呼ばれる霧に汚染されていて、身を守るために…

　異能力に目覚めた子供が危険視され隔離施設へと幽閉される現代。「他人が過去に殺した人数が見える」能力を得た十一歳の少女・北原霧子は、ある日、頭上に「６」という数値を持つ青年とすれ…

あるカフェーの名物女給、「霧羽さん」。 愛想笑いはするものの愛想は良くなく、淡々と、物静か。けして可愛げのある娘ではないが、霧羽さんは、どんな話でも聞いてくれる。 それは、漠…

魔物と人間の戦争時、僕を守ってくれた大切な人… 彼女は霧のように消え、僕の心に風穴を開いた。 その穴を埋めるために、あの時の真実を探す。 魔物の少年と国から追放された王子の冒険…

お題として提示された前半の物語に、参加者がその回答となる後半の物語をコメント欄に書き綴って行くというワクワク企画！！！ （霧野は🍻のマークで綴っております） 参加作品をまとめまし…

句会に参加したり、俳句に関する本を読んだりして学んだ内容を踏まえ、自作の句に対してセルフダメ出しをしております。 そんなの一人でやれよという向きもございましょうが、自戒として目に…

愛媛県にある大気味神社の古木には妖狸（ようり）が棲んでいた。その名は喜左衛門（きざえもん）。1990年、久方ぶりにロシアから神社に戻った彼女は古木の根本で眠りにつく。不思議な夢か…

おーい、おーい。

クリスマスの八日前から連絡が途絶えた彼女を、約束したデートの場所で待つ。夜明け前、見透せない霧のなか、男はさ迷う。やつれて、遂にベンチに横たわると柊の香りに気づく。そして、黒い夜…

※副題の「～の歌」は現代編ないし大過去、「～の記憶」は過去編になります。 竜の巫女の選ばれる代に生まれた少女シリカ。 やがて巫女に選ばれたその時から彼女は人ではなくなり、竜のも…