妖狸の異世界建国記

朔(ついたち)

第1話 転移

月明かりが大気味神社おおきみじんじゃを照らす。夜の静寂しじまに包まれた境内けいだいは神々しい雰囲気に満ちている。そこに手を合わせ祈る人影が一つ。


「……さて、大気都比売おおげつひめ様にご挨拶も済んだことじゃし、今日は眠るとしよう」


彼女の名は喜左衛門きざえもん。この大気味神社に古くから棲む化け狸である。その姿は背の高い和服の女性をしている。着物の上には丸に喜の文字が入った小豆色の羽織を着ている。透明感のある黄金色をした髪と瞳は琥珀のようで非常に美しい。そして何より特徴的なのは頭部についた狸の耳、そして腰に生えた丸く大きな狸の尻尾である。


「おっと、また耳と尻尾を仕舞い忘れておった。痛い目を見てもこれだけは治らんのじゃ」

そう言って彼女は人に化け直した。彼女は神足通じんそくつうに長けた妖狸ようりであるが、人に化ける際に耳と尻尾を消し忘れる癖があるのだ。


かつての住処であった古木の下に腰を下ろし、目を閉じる。実に90年ぶりのことだ。そう思った途端、様々な記憶が込み上げてきた。日露戦争に出てシベリアで遭難し、長い間冬眠した。その後シベリア送りになったロシア人たちに助けられ、彼らに恩を返すため、ともに戦いシベリアを脱した。……だがその戦友たちももう逝ってしまった。人の命のなんと儚いことだろうか。そして最後の戦友を看取り日本へと戻ってきたのだ。


「……一緒に日露戦争に出陣した太三郎たさぶろうは行方不明。隠神いぬがみの大旦那は……まだ封印されているか。金長きんちょうぼんは……六右衛門ろくえもんの大将と相打ちになったんじゃったな」


喜左衛門は星を眺めながらつぶやいた。なんということだろう。狸の命もそこそこ儚いではないか。


「はぁ……。寂しいのう。」

思わずため息が溢れる。胸にぽっかりと穴が空いた気分だ。


『どこかで困っている人がいたらまた助けてあげて。そうしたらきっと、またあなたに素敵な仲間が出来るはずよ』


不意に最後に看取った戦友の言葉を思い出した。


「……お前たち以上の仲間にはもう会えんよ」


喜左衛門は小さな声でそう言うともう一度目を閉じた。




真っ白な光の中。身体は水中を揺蕩たゆたうような浮遊感に包まれている。現実離れしたこの空間はきっと夢だろう。しばらくの間浮力に身を任せていると、光の中から巨大な男性が現れた。男性は粗末な布一枚しか身に纏っていないにも関わらず、溢れんばかりの神気に満ちており後光が射している。喜左衛門は彼が釈迦如来しゃかにょらいであると一目で直感した。


しかし釈迦が自分に何の用だというのだろう、と喜左衛門は思った。畜生道を歩む自分を釈迦が救いに来たとでも言うのだろうか。


喜左きざ、あなたが抱える愛別離苦あいべつりくは人間が人間であるために味わう苦しみです。ならばあなたが歩んでいるのは人間道ということになる。それなら苦楽はあなたの行動次第だ。」

懐かしい声がして振り返ると長福寺の南明和尚の姿があった。


「和尚!わしはあなたともっと話したいことが……」


「喜左。大丈夫です。あなたなら乗り越えられる」


「和尚!!」


喜左衛門は叫びながら手を伸ばした。しかしそれも虚しく手は空を切った。それと同時に目が覚める。目に飛び込んできたのは陽の光と森の木々だった。あたりを見回しても神社は影も形もない。


「ここは……知らない土地じゃな」

日本にもロシアにもこのような場所は見覚えがない。釈迦の導きとでも言うのだろうか。どうやら知らない場所に来てしまったらしい。喜左衛門は寄りかかっていた木から背中を離し、静かに腰をあげ伸びをした。


「……んーー。さて、これからどうしたものか」

あてはないが、いつまでもこうしている訳にもいかない。神界を経由すれば帰れるかもしれないが、急ぎ帰らなければならない理由もない。一先ひとまず目の前の街道を歩いてみることにした。


一刻ほど歩いた頃、喜左衛門は足を止めた。前方から人の争う声が聞こえてきたためである。すかさず道の脇の木陰に隠れ、様子を伺うことにした。


「やめろ!妹を離せ!」


「お兄ちゃん!」


「大人しくしろ!貴様の妹には帝国で奉公人として働いてもらう」


どうやら軍服に身を包んだ男たちがまだ幼い女児を連れ去ろうとしているらしい。それを兄と思わしき少年が必死に取り返そうとしているようだ。女児と少年には狸の耳と尻尾が生えている。


喜左衛門は悩んだ。このような非道な真似を見てしまったからには助けてやりたい。だが介入すれば国家を相手取ることになる。周辺の民族に対してこれだけの横暴がまかり通るということは、正確には分からないが国家の規模感は巨大であると考えていいだろう。圧政を敷けるだけの経済力、軍事力を有しているということだ。助けるにはとても大きな覚悟が必要になる。


「なぁ、そこに誰かいるんだろ!?誰でもいい!!妹を助けてくれるなら何だってするよ!!お願いだ!!」


少年が物陰の喜左衛門に気づいた。彼女は気配を殺していたにも関わらず非常に敏い。


「誰か隠れているのか!何者だ!隠れているなら出てきて名を名乗れ!」

その場の全員の視線が集まる。こうなってしまえば姿を現さない訳にはいかない。目標は女児の奪還、そして軍服の男たちの撃退だ。大立ち回りの始まりである。喜左衛門は服の中から三十年式歩兵銃を取りだし、構えたまま木陰から身を乗り出した。


「狸耳……貴様もこいつらの仲間か。マジュウを降ろせ!」


マジュウ……魔銃ということだろうか。耳馴染みのない言葉だ。字面そのままなら魔法の銃を指しているのだろう。


「少年。先程の言葉、嘘偽りはないな?」


「……!!……もちろんだ!妹を助けてくれるってんなら命だってくれてやるよ!」


「その覚悟、しかと聞き受けたぞ!」


「おい、さっきから何をいって……うわあああああああ!!!!俺の腕が!!!!」


バァンという銃声が響く。その瞬間女児を掴んでいた男の腕に風穴が空いた。もう力が入らなくなった男の腕がだらりと垂れる。男は血が噴き出す穴を抑えながらうめき声をあげている。


「何をしている!撃ち返せ!最新式の魔銃は飾りか!?」

手を撃たれた男が部下達に怒号を飛ばす。あっけに取られていた部下達も目が覚めたようで、喜左衛門に照準を合わせ引き金を引いた。銃口から放たれた弾丸が喜左衛門が隠れている木を抉ってゆく。しばらくすれば木を穿ち貫通した弾が喜左衛門を襲うことだろう。


「魔銃といったか。威力はそれほど高くないが再装填リロードなしで撃てるようじゃな。このまま隠れていても分が悪いか。ならば」

喜左衛門は妖力を練ると集中砲火に身を晒した。たちまちおびただしい数の弾丸が彼女を襲う。蜂の巣になるかと思われたが、彼女は一向に倒れる気配がない。


「ぐぁ!!前が……何も見えない」

それどころか彼女を撃った兵士達は目を押さえ悶えている。弾幕が止んだ隙に喜左衛門は先程腕を撃ち抜いた上官の男に近づき口を抑えた。そしてそのまま男を連れて兵士たちの元へ走る。彼らは無防備な状態で襲われると思い、堪らず銃を放った。それを喜左衛門は上官を盾にし防いだ。


暗闇から開放された彼らの瞳に飛び込んできたのは、穴だらけになり絶命した上官とそれを掴んでいる喜左衛門の姿だった。


「お前さんらの武器はどうやら儂には通用せんみたいじゃな」

怯えの表情を隠せない兵士達に向かい喜左衛門は続ける。


「まだ続けるか?こうなりたいなら相手をしてやろうぞ」

蓮根のようになった上官に視線を向けながら喜左衛門は言った。


「て、撤退だ!貴様ら帝国を敵に回したことを後悔するぞ!!」

兵士たちは一目散に街道を走り去っていった。


「すごいな、不死身か!?これなら帝国にも勝てるかもしれねぇ!」

少年が興奮気味に言った。


阿呆あほう。そんなわけなかろうが。ハッタリじゃよ」


「やっぱり幻術の類か?取り敢えず助けてくれてありがとな。俺は四葩よひら、こいつは妹の手毬てまりだ」


「手毬です。助けてくれて、ありがとう!」

手毬は喜左衛門のほうを向き、ニコリと微笑んでいった。それを見た喜左衛門はかがんで彼女の頭を撫でた。


「おー、可愛いのう。儂は喜左衛門。喜左きざでいいぞ」


「よろしくな!喜左姉ちゃ……婆ちゃん?いや、もっと上か……?」


「お前さんは妙なとこ鋭いのう。年上の女性の呼び方に迷ったときはお姉さんと言っておくとまず間違いはないぞ」

異世界でも使える普遍的ふへんてき処世術しょせいじゅつである。


「お、おう。分かった、喜左姉ちゃん」

実際見た目は妙齢の女性である。何もおかしくはない。


「ばっちゃ、間違い?だめ?」

手毬が首をかしげて言った。


「良い良い良い!すきに呼ぶとよいぞ!おーよしよし」

喜左衛門はニコニコしながら手毬を撫で回した。


「ところで、藪から棒につかぬことを聞くが、ここはどこじゃ?西暦何年じゃ?」

喜左衛門の質問に四葩は首を傾げる。全く要領を得ないといった様子だ。


「なんだその質問?まるでさっき何処かから飛ばされてきたみたいじゃねぇか」


「そのまさかじゃよ」



喜左衛門は二人に色々質問をぶつけた。


「……なるほど、お前さんらから見て儂は異世界人。二人はこの近くのタヌミミ村に暮らす獣人」


「そうだ」


「タヌミミ村は帝国の東にある村で、帝国は周辺の集落を軍事力、経済力によって実質的に支配している。帝国の命令に逆らうのは破滅を意味する」


「うん」


「じゃあ現状勝てん」


「「えー」」

二人から落胆の声が上がる。


「なんでだよ、喜左姉ちゃんくらい強かったら帝国軍が村を襲ってきてもなんとか出来るんじゃないのか?」


「村の経済は帝国に依存しとるのじゃろ?帝国を介さなければ生活に必要な物資がまともに手に入らん状態なら軍を撃退しても結局駄目じゃ」


「帝国と敵対するなら独自の経済圏を確立して、そんでもっていざというときに身を守れる軍事力も必要ってわけか」


「そうじゃ」

返答を聞いた四葩が何かに気がついたようで唖然とする。


「じゃあさっき追い返した帝国軍が本国に戻ったら今敵対しちまって詰みってことじゃん!どうするんだよ喜左姉ちゃん!」


「追いかけて皆殺しじゃ」


「えっ」


「儂らがったとバレんようにな」

そう言って喜左衛門はたもとからライターオイルの缶を取り出すと、上官の遺体に中の液体を撒いた。そしてそこに狸火を放つとたちまち火柱が上がり、灰となった遺体は風に消えた。


「皆殺しって……」

戸惑う四葩に喜左衛門は静かな語り口調で続ける。


「さっき自分で言っておったろう。あ奴らが帝国に到着すれば軍を編成してタヌミミ村を襲いに来る。今度は手毬もようでは済まんじゃろうな」


「それは……」


「それとも、妹を助けるためなら何だってすると言っておったのは嘘か?」

喜左衛門は手毬を抱き上げ、撫でながら言った。


「……分かった。やらせてくれ」

震える手で拳を握りしめ、四葩は声を絞り出すように言った。その瞳は真っ直ぐに喜左衛門を見据えている。


「覚悟は決まったようじゃな。では行くか」


「行くって、どうやって……おわっ!!」

喜左衛門は二人を小脇に抱えると跳び上がった。


「この街道を辿っていけば帝国じゃったな。となると待ち伏せするのはあの山道あたりが良いか」

そうつぶやくと彼女は高速で空を駆けた。二人が驚くまもなく、瞬く間に目的の場所へと到着した。


「到着じゃ。それじゃあ四葩にはここで迎撃してもらうかの」

そう言って喜左衛門は三十年式歩兵銃を四葩に手渡した。


「お、おう。でも俺銃なんて使ったことないから撃ち合いで勝てるとは思えねぇぞ?そりゃ撃ちまくればまぐれで一発くらい当たるかもしれないけどよ」


「当てる必要はないから安心せい。そもそも弾は入っとらんよ。空砲を打つだけでよい。まあ一応弾も渡しておくかの」


「空砲?それでどうやってあいつらを倒すってんだよ?」


「これを使う」

そういって喜左衛門がふところから取り出したのは赤銅色の立派な茶釜だった。


「けとる?」

手毬が興味津々といった様子で覗き込んだ。


「そんなところじゃな。名を紫金銅分福茶釜しきんどうぶんぶくちゃがまという」


「いかにも伝説の道具って漢字の仰々しい名前だ!一体どんな効果があるんだ?」


「無限に湯が湧く」


「「え」」


「あとこいつで沸かした湯を飲んだ奴は気持ちばかり健康や幸運になるぞ」


「……そんだけか?」


「そんだけじゃ」


「それでどうやって戦うってんだよーー!!撃ち合いに強くなるとかじゃないのか?」

落胆した四葩が膝から崩れた。


「撃ち合いはあ奴らの領分じゃ。まともに戦っては負け必至じゃ。だから狸の領分で戦う」


「狸の領分?」


「『化かし合い』じゃよ。今日お前さんが学ぶのは狸の戦い方じゃ」


「茶釜の火力を全開にして……こんなもんかの」

喜左衛門が茶釜の火力を上げると、すぐにお湯がボコボコと音を立て湧き始めた。茶釜の蓋を取ると勢いよく湯気が立ち上り、辺りへ広がって霧となった。


「すげぇ霧だ、全然見えねぇ……ん?」

その時、三人の元へ複数の足音が近づいてくるのが聞こえた。


「来たようじゃな。まっすぐ左にゆくと木がある。そこに登って隠れるぞ」

視界の極めて悪い霧の中を気をつけながら木のなかに隠れた。しばらくすると足音が止まり、話し声がしだした。


「霧が深いな。何も見えんぞ」


「山の天気は変わりやすいからな。まぁ足元の舗装された街道を辿っていけばすぐ出られるだろ」


「気をつけろよ」


四葩が男たちの会話を聞いていると、喜左衛門が小声で囁いた。


「今じゃ。引き金を引け」

四葩は無言で頷くと引き金を引いた。バァンという轟音ごうおんが霧の中を響き渡る。



「なんだ!?」


「襲撃だ!撃たれてる!うがっ!!」


「うわぁぁぁああ!!」


「馬鹿!!無闇矢鱈むやみやたらに撃つな!!」


次々に発砲音と悲鳴が響き渡る。四葩が撃ったのは最初の空砲一発だけだというのにだ。


「飛ぶぞ」

困惑する四葩と手毬を連れ、喜左衛門は上空へ飛び上がった。


「……これは、どういうことだ?喜左姉ちゃん。俺が撃ったのは空砲で、それも一発だけなのに……」


「あ奴らは化かされたんじゃよ」


「濃霧による視界不良。山道を重装備で歩いてきた疲れ。それらによって正常な判断力を奪われた状態で銃声が聞こえてきた。こうなればパニックになって無闇に発砲し返すやつが出てくる。それに被弾した奴はまたパニックになり混乱は連鎖する。その結果が同士討ちじゃ」


「……パニックにならなかった奴らは?」


「そ奴らは、ほれ」

喜左衛門は川辺を指さした。見ると全身傷だらけでピクリとも動かない兵士の姿があった。


「混乱した戦場から離れようとした者は濃霧で街道横の急斜面に気が付かず滑落かつらくする」


「……本当に霧と空砲で皆殺しにしちまった」

気がつけば悲鳴も銃声も止んでいた。潰しきったのだろう。


「……まだ、一人残っておるようじゃな」

運が良かったのだろうか。斜面を転げ落ちても息があったようで、一人の兵士が足を引きずりながら川辺を歩いていた。喜左衛門は勢いよく兵士の目の前に降り立つと、彼の抱える銃を蹴り飛ばした。


「四葩、銃を貸せ」


「俺に、やらせてくれ」

苦悶の表情を浮かべながら四葩は言った。


「四葩……」


「……やっと気づいたんだ。俺の個人的な都合で喜左姉ちゃんを凄惨せいさんな戦争に巻き込んじまったってことにさ。なのに最後まで喜左姉ちゃんにおんぶに抱っこじゃ示しがつかねぇだろ?」


「……無理をするな。お前さんはまだ子供じゃ」


「覚悟見せるって言ったのに子供だから出来ないじゃ筋が通らねぇよ。それに俺はこれから対帝国の軍事・経済同盟の長にならなきゃいけない。これくらいやってのけないとな」

喜左衛門は目を見張った。目の前の少年が帝国の圧政に苦しむ者を解放する指導者としての覚悟を決めていたからだ。


「ひぃ!!ガキのことは俺が悪かったよ……。すまなかった、このとおりだ。な、だから見逃してくれよ。頼む!お願いだ!……お願いしますぅ!!」

男は額から血が滲み出るほどに頭を地面に擦り付け、命乞いをしている。それを見た四葩は唇を噛み締めながら言った。


「……ごめんな」

静かに銃を構える。この距離ならば銃の腕前は関係ない。


「ひ」


バァン


ライフル特有の低い発砲音とココナッツが炸裂さくれつしたような音がした。静寂の中、三人は静かに佇んでいた。しばしの時間が立った後、四葩が振り返って口火を切った。


「……喜左姉ちゃん、火葬かそうを頼む。」


「……ああ」




街道に戻り茶釜の蓋を閉める。すぐに霧は晴れ、同じ軍服を着た兵士たちだけが倒れている異様な光景があらわになった。


「山中で兵士たちが急に同士討ちを始めた。幾人いくにんかの兵士は遭難そうなんし行方不明になった。事情を知らぬものが見ればこう考えるじゃろう。これならばタヌミミ村の者の仕業とすぐに足がつくこともあるまい。暫く時間も稼げよう」


「ああ、ありがとな。喜左姉ちゃん」


「これで、大丈夫?」


しばらくは、じゃがな」


「……日もくれそうだ。村に帰ろう」

帝国の方角へと日が沈んでいく。それとは反対の、すでに藍色となった空に向かい三人は飛び去った。

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