―Noisy Hands― 僕の両手は騒がしい

もし、あなたに下ネタ耐性があるのなら、是非とも読んでいただきたい！

これほどの長作を、コンスタントに更新してくれる作者には、頭が上がりません。

ギャグとシリアスの塩梅がほどよく、何より主人公が魅力的！

もっと広まって然るべき「埋もれた名作」です。
読んでください！是非！是非！是非！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（376文字）

発想がいい、そして面白い！
もっと人気があっていいのに…
早く続きが読みたい！
そう思わせる作品です。
作者さんが長い間一所懸命に書いた作品を一気に読んでしまってゴメンナサイ。

目が覚めると自分の掌に口があって、喋り始める。
これだけ書くとホラーやオカルトの話になってしまうことでしょう。
しかし、怖い話が展開されると思いきや、そんなことは全くありません。
それというのも両手の口はとてもおしゃべりだから。
おしゃべりな両手によって、明るくちょっと下世話に紡がれていくこの物語ですが、主人公は三姉妹の魔族に寄生されてしまった不運な少年です。
影薄めの主人公ですが努力もすれば、悩みもするし、成長していきます。
おしゃべりな両手に振り回されっぱなしの傍目に笑えるかわいそうな主人公を待ち受ける運命は何なのか？
そんな謎を含んだ主人公の旅が気になった方は是非、ご一読を！

もっと丁寧な描写を心掛ければ伸びる。