概要
愛を知るまで、そばにいる。
――昭和35年、東京。
呪いの蛇を身体に宿したツツミは、和紙を千代紙に染める楠染工の三代目・霧衣に会う。彼は〝この世ならざるものたち〟を花鳥風月の図版で包み、天に贈る〝紙屋〟であった。
わけありで夫婦のように暮らすはめになった二人の、ちょっと怖くてどこかせつない、昭和レトロ幻想奇譚。[不定期更新]
呪いの蛇を身体に宿したツツミは、和紙を千代紙に染める楠染工の三代目・霧衣に会う。彼は〝この世ならざるものたち〟を花鳥風月の図版で包み、天に贈る〝紙屋〟であった。
わけありで夫婦のように暮らすはめになった二人の、ちょっと怖くてどこかせつない、昭和レトロ幻想奇譚。[不定期更新]