「ショート 短編」を含む小説

「お兄ちゃん」が私に向かって「春だね」と言った。 その意味がわかった時、私の胸に春が広がったのだ。

短編集『神田の小話』。 各１話で完結する物語です。シュール中心で、たまにほっこり、たまにびっくり。日々の生活から色んな意味でちょっと離れたキャラクターや世界を登場させていきます。…

人の通らない路地裏で唸る自販機の灯り。 そこに1人佇み、耽ってみるのが趣味。

　ある夏、恋人が死んだ。 　その時に君は、私だけが君の人生がすべてじゃないなんて言った――

最近、手洗い場の石けんがよく無くなる。 誰かが盗んでいるらしいんだけど、石けんなんか盗んでどうするんだろう。 あーあ、補充する俺の身にもなってくれよ……。 小説家になろう・ア…

鼓動の高鳴りを感じた主人公。その原因は一体なんなのだろうか？

私は、所謂"あの世"で、死者の記憶を映像化する仕事をしている。 ある日、オフィスで見つけたのは、私の最後の記憶を映像化したものだった。 彼が見た、人生のラストシーンとその真相とは。

こじらせ童貞たちの短編シリーズ。毎回こじらせたのが出てきます。

ファッションに疎い万年ジャージの男子大学生が、デートのために粧った(よそおった)話。 タイトルの『山、粧う』は『やま、よそおう』と読みます。

　僕はたまらなく空の青が好きで、そしていつしか、君の青が好きになっていた

決して陽が沈まぬはずの世界で、今、太陽が西に傾き始めた。伝承によれば、あの夕陽が沈んだとき、この世界は滅びるという。慌てふためき絶望する僕を、ひとりの女性が誘う。「夕焼けを見に行…

突然、嫌な予感がして立ち止まるボク。その目の前には――。 ※「同じ文末で物語を〆る企画」参加作品です。

俺の幼馴染は昔から人気者だった。 人だけでなく動物まで惹きつけるような、とんでもない奴だった。 けど、高校に入ると人気ゆえにトラブルに遭うようになった。 なんだか元気がなくなって…

こちらのお話は三題噺スイッチ改訂版様に出していただいた三つのお題、「つる草」「息子」「表具屋」を使って書かせていただきました。 ちょっとお茶目なパパ、まっすぐな息子の仲良しっぷり…

ぼくが体けんした、ふしぎな話です。 10月30日の日記です。 ハロウィンだからなんか書くシリーズ、ラストです。

140字以内でしたためる超短編小説、#140字小説。 旧TwitterのX（@shitatamerusoda）でも、ほぼ毎日140字小説を創作し、ポストしています。 今日は「〇〇…

ハロウィンの日のある家庭の一幕。 微笑ましい一幕は亡くなった義理の父のイタズラだったのかもしれない。

夕暮れの教室、寂しさを纏った彼女 夕暮れの教室、正しさを信じた彼