「島」を含む小説

　平穏な島で暮らす少年の手記が物語る、島で起こった忌まわしき出来事とは？　支配をする者と、される者について、あらためて考え直させられるSF短編ミステリー。この作品に関するご意見ご…

写真に写し出された『島へ行け』の文字を頼りに’旅行’を決めた理香子と杏。 オンラインで多くの物事が完結するようになってしまった2020年夏。 何が起こるわけでもない、でも、温もり…

地元の人しか知らないゾウ島と呼ばれている片田舎に浮かぶ島。 そのゾウ島まで泳いで行く。 これがこの辺りの小学生の憧れで、誰もがこの挑戦に熱中していた。 でもあの日以降ゾウ島へ…

「でも、それって大事なことなの？」 数年前に発生した「殺人カゼ」騒ぎで無人となった南の島での調査を終えた“私”は、報告書の最後に、ある少年の手紙を添付します。 その手紙に書かれた…

　ひと夏の恋が、彼らの運命を定めた……。 　越後の国主上杉謙信の甥、喜平二とその臣・与六は、蛍の妖精のような少女、宇佐美紅と出会う。夢のように楽しい日々はつかの間、厳しい戦国の掟…

海で死ぬ者がでると、無人の灯台が光を放つ…。 この世には目に見えることが全てだと思う人間が万という数いる。地球に生きる動物はただ、本能のまま、生命そのものの形で作り、生きている。…

どこか不穏な世界で葬儀を終えた男性は女子高生に転生する。第四の壁を越えたTSF小説。

　東の国・天恵国本土より、国内で最も貿易の盛んな島・雨白島へ降り立つ少女がいた。少女の名は美奈。とある出来事で自信を喪失した彼女は恩師に勧められ、療養のため移住してきた。 　雨白…

強大な力とともに異世界へとやってきた主人公だったが 能力の代償として誰とも出会えなくなってしまう。 誰にも見てもらえないのって、こんなに辛いものなの！？ ↓前回の投稿↓ 『…

　なんとなくシリーズ化してきた別長編ファンタジーのスピンオフ「ハーフボイルド怪奇探偵」短編の第三段です。 また、とあるゴシック・ホラーの古典的名作のオマージュとなってい…

🌻あらすじ🌻せっかく受かった高校だったのに、不登校になってしまったシュン。夏休みになってシュンは母親と南の島に旅行に出掛けた。そこで僕はあの子に出会った。

人口は激減し女性は滅多に生まれなくなった時代、浅倉いつきは女性だけを保護し教育する木花島で生まれ育った。 いつきは十五歳になった年、人類の子孫繁栄を目的とする世界連合の公的機構「…

　夢乃風夏は夢を見た。真っ暗な闇の中で声が響き渡る。『たくさんの人と接し、たくさんの人を助けよ。さすれば、真実の道が開くだろう』。夏休みになり、学校で肝試しをしてみたり友だちと遊…

人生の終焉を迎えた老人の眼前には透明なアクアマリンの海とブルーの空が広がっていた。南向きの窓の外に置いて椅子に座って水平線を見つめる老人の横には、愛犬のムサシが老人に寄り添うか…

17年前に義姉を魔女に殺された青年・雲雀イヅル。彼はその復讐のために、魔女たちの住む方舟島、そこにある唯一の学校に、教師として赴任する。 しかし入学式の日、彼は何者かに殺されてし…

むかし島で暮らしていたときのことを思い出しながら書いたものです(2016年作品)。 文章の構図としては太宰の『懶惰の歌留多』のアルファベット版といったところでしょうか。作品の雰囲…

　異世界の大魔王が召喚され、世界の光と闇の均衡は崩れます。本作品の主人公ティルは、闇の力によって亡き国にされた天空の島の姫。国の再建、悲劇が繰り返されない為、命をかけ戦います。１…

大陸中を覆った戦火に見舞われ、若干三歳で天涯孤独となった少女ジョゼ。 それから十数年後、ヴィエルジェ島の香水店「ルール・ブルー」の調香師となった彼女は、忙しい毎日を送っていた。 …