「殺伐感情百合」を含む小説

とある組織の殺し屋として働いている望月カンナは、帰路の途中、殺したはずの女、椛田と再会する。 真夜中、土砂降りの路地、街灯だけが彼女らを照らす中で、殺し合いが始まった…… 肉弾…

※ 2021/4/16 改稿版 公開 【殺伐感情戦線：第16回】お題「嘘」 　”私”はかつて小説家になることを目指していたが、大学卒業から数年後のある日、夢を見るのをやめた。…

とある人気心霊YouTubeチャンネルへ心霊写真を投稿する為に、心霊スポットとして有名な地元の廃トンネルにやってきた女子高校生のトモとクマミは、得体の知れない「霊的」な現象に遭遇…

お姉ちゃんは優しい人だ。こんなにも罪深い私を赦してくれる。決して罰さずに私を愛してくれる。だから、私はお返しに一輪の花を贈るのだ。────お願いお姉ちゃん、私の気持ちに気付いて。

群馬と新潟県の境にある「魔の山」谷川岳を登る二人の女子大学生。「わたし」は、ボサツとも呼ばれている清廉潔白な友人、ツボミを登山中に死んで欲しいという妄想に囚われていた。

殺伐感情戦線の企画小説置き場です。 ひとまず百合の生産側に回るのは想像付かないので、血液量だけは多めで行きます

美術品蒐集家だった祖父が亡くなった。遺言通り遺産を相続予定だった孫の礼は、その遺産がとある女だということを知る。 美しく、奔放で、欲のおもむくまま生きる小町という女。自分の手に負…

私と妹は、二つでひとつの鋏のように一心同体。どちらが欠けても生きることさえままならないし、互いを傷つけることも叶わない。 それでも私は、あなたを殺したい。

＊本作は【未完】です。 鞍月未崎は約束ごとにやたらとこだわる考え方をしていて、それが破られるとひどく悲しんだ。”私”、木江奈津希は、そんなミサキの隣にいて、彼女との約束を守り続…

魔法を使える者だけが「人間」として認められる世界。 魔法は万能の力とされるが、「贄」の魂を削って力を行使するおぞましい技でもあった。 孤児だったリディアとソフィアは、生きるため互…

近未来の空。次世代機を駆る二名のパイロット――ソラノとカミールは喫煙所で旧交を温める。彼女たちは交わってしまう運命を知る。将来の敵国に所属する友人に、カミールは約束の言葉を投げか…

かつて馬首を並べ、剣の腕を競い合った友は敵軍の将となった。 再びまみえた彼女と剣を交わすとき、明花は昔を想う。 彼女は約束を覚えているだろうか、と。

前野さん主催の一次創作企画「殺伐感情戦線」のために執筆した作品です。 テーマは「約束」です。

“掃除屋”の少女の短編集です。

ゾンビパンデミックを生き延びた少女、カナ。彼女は封鎖区域の中、捨てられた母校に居た。親友のマコとの約束を守るために…… ポストゾンビアポカリプス百合短編 Twitter企画「…

芥川龍之介の「羅生門」に出てくる老婆が、罪の意識を知るお話です。

【殺伐感情戦線：第12回】お題「髪」 人の頭部を実につける”人頭木”。 ”私”はある日、秋口美園に似た実をつけた株を見つけ、持ち帰って”ミソノ”と名付けた。 死者の色合いと硬直…

大きな御屋敷の小さな離れで、二人の少女が仲睦まじく過ごす。 義母に疎まれる名家の娘で絶世の美女「水仙」と、側仕えとして雇われた少女「雛菊」。立場を超え姉妹のようにお互いを想い合う…

美しい髪を持つ女を殺し、その頭皮を自分に移植することで完全な美を体現しようとする女、『天牛』。今回の目標は、美しい黒髪をもつ『鴉』と呼ばれる女暗殺者だった。天牛は鴉を人気のない路…