「夜明け」を含む小説

大学2年生の一ノ瀬愛衣花(いちのせあいか)は一人暮らしのアパートを飛び出して、夜明けの街を1人歩いていた。澄んだ空気に満たされたその胸に感じる微かな高鳴りは、何かが始まる予感によ…

物事にはスタートがありますが、それ以前のことにはほとんど誰も気にしません。わたしはそこに目を付けました。 古典をモチーフに、スタートする前に何が起こったのかを考察。物語の書き方に…

二次創作お題メーカー(https://odaibako.net/gacha/36)で出た「夜明けに溶けるミラーボール」というお題で書きました。 大学生の光が輝く部屋で出会ったのは…

目覚めたが体が動かせず、声も出せない。そして何故か後頭部がヒリヒリする。カーテンの隙間から光が差し込んで来る様子もないので、まだ夜明け前だろう。金縛りは人生始めての経験ではあった…

目覚めた夜明け。廃墟にただ一人。 以前pixivにてアップした作品に加筆したものになります。pixivのほうはしばらくしたら非公開にする予定です。→非公開済(2024.1.11…

赤旗は三色旗に取って代わられ、世界を隔てる冷たいカーテンは破棄された。グローバル化の理想に人々が熱狂する中、汚いものはすべて水面下に投げ込まれ、暗黒の大陸ではアクターが蠢動してい…

「忘」をテーマに書いた作品。 駅でトカゲを見かけた人の話。 大学３年生時に執筆。 サークル「夜明けまで雨」の合同誌「雨宿り vol.5 『忘』」収録。 2022（令和4）年11月…

生まれて初めてパチンコホールに足を運んだのは、不眠症が原因で軍需メーカーを辞めたことで、人生に行き詰っていたからだ。幸いにして時間とお金だけはあったから、人生が好転するきっかけに…

あらすじ 吟遊詩人のオスティウスは、リュート背負いマントをたなびかせながら各地を旅する。彼の歩く軌跡には歌と笑顔があるのであった。 物語の始まりは、セフィアローザの国の最南端に…

「夜明けを連れてきて、夕暮れ前に立ち止まります。 三人の兄弟がばらばらに散らばって、宝石の六本の角がテーブルの三辺にはめ込まれていました。 真ん中のコップにはお酒がいっぱいで、誰…

「色彩」をテーマに書いた作品。 青色に魅入られてしまった人の話。 大学３年生時に執筆。 サークル「夜明けまで雨」の合同誌「雨宿り vol.4 『色彩／ヒーロー』」収録。 2022…

太宰治こと【タザイ】は不思議なパイプの精と共に旅立った。 かの邪智暴虐なる王芥川龍之介を倒すために…… 　以下がテンプレになります。 一行（パーティー） 【太宰治】＝【ダ…

　※宜しければ0部もどうぞ！※ 　復讐を果たした吸血鬼の少女ラナは、仲間のシズル、メテット、カルミアと共に“黄金の夜明け”と呼ばれる現象について調べながら魔物しかいない世界で美…

子の夜泣きで眠れないのでつらつらと。

「教科書」をテーマに、小学校の教科書をイメージして書いた作品。 積雲をたべる人の話。 大学２年生時に執筆。 サークル「夜明けまで雨」の合同誌「雨宿り vol.3 『教科書』」収録…

「ガヴィって、なんで侯爵やってるの？」 ガヴィやゼファーと共に王都で生活する事になった半獣の少女イル。 相変わらず口の悪いガヴィとは毎日喧嘩ばかりだが、王子やゼファーに支えら…

〈なんでも屋〉を営む少女・スルナ。ある日、彼女はサギと名乗る謎の男と出会う。彼の依頼を受けたスルナは国を揺るがす大きな陰謀に巻き込まれていく。 一方、星読みとして天賦の才を示した…

"君を、朧月の夜明けに迎えに来るから" と大好きな彼から伝えられた主人公 冬 蘭花(ふゆ らんか)。 ただ、大好きな彼から伝えてもらえたのに何故か蘭花の目からは、大粒の涙が流れ…

「すれ違う」をテーマに描いた短編小説。 個人誌をつくるために初めての送金をした人が川沿いを歩く話。 大学２年生時に執筆。 サークル「夜明けまで雨」の合同誌「雨宿り vol.2 …

随分と森を走ってきたから足がクタクタでもう休みたかった。もう走るのはうんざりだったし、少し何か口にしたかった。けれど手持ちはないし着たきりで人前に出るのも難しい。それに…喉が焼け…