「カクヨムコンテスト【短編】」を含む小説

絵の中の少年が苦しいと連絡を受けた。 ちょっと何を言っているか分からないまま、絵を見ていると、少年が額縁を飛び越えた。 絵画に仕掛けられた魔法が発動したのである。 ずいぶん前…

高橋　花美（コウ・ホワミー）……22歳、大学二年生。美人。 梓　由美（あずさ　ゆみ）……22歳、美短大二年生。童顔。 佐久間　礼二（さくま　れいじ）……22歳、独身男性。大学二…

サンタクロースたちは毎年クリスマスに向けて対策会議を開いていた。今年のクリスマスに参加した新人サンタはそのあまりの現実主義っぷりにドン引きする。 ＃匿名コンプラス・聖夜の贈り物…

15歳になると視えなくなると言われている、あやかしたち。 これまで厄介ごとに巻き込まれ続けてきた悠斗は、幼少期よりついて回る陽狐をはじめとして、早く視えなくなり、巻き込まれなくな…

気持ちや心だけじゃない。 魂の奥底から繋がっている人がいる。 クジラはそんな二人を繋ぐ優しい生き物なのかもしれない。 ※クロノヒョウさまの自主企画 『第61回「2000文字以…

こちらはカクヨムコンテスト10短編として、本編⇩のオムニバス作品から一部抜粋したものです。 短編・実話怪談　「心霊”未遂”事件」⇩ https://kakuyomu.jp/wor…

サラリーマン二人が他愛ない話をしながら食べたり飲んだりする話

目が覚めると、そこは部屋だった。ベッド以外なにもない病室のような部屋。

小学六年生の夏、クラス担任の先生に初恋をした女の子。あの日から七年の月日が経った。しかし――「忘れようとしても、忘れられなかったあの言葉は私の心にずっと残っていて」十八歳の誕生日…

　川原で見つかった男性の死体。捜査するのは問題刑事二人組！？ 　導き出される推理は見当違い？　それとも、その証拠は―― 　凸凹コンビが活躍（？）する短編ミステリー。全3話。 ※…

いつもの帰り道、突然降り出した雨の中。現れたのは不思議な少女だった。その声が、その姿が――いまも僕の脳裏に、焼き付いている。

※クトゥルフ神話を題材にしています。 　家で肉じゃがを作っていた主人公。そこに、天井突き破って邪神(眷属？)のシュゴスが落ちてきた。更に、大剣持った少年に大人しそうな少年も落ち…

基礎スキー。 それは雪上のアイススケートのごとく、滑りの美しさや正確さを争う採点競技。 栗原由紀菜は大学の基礎スキー部に所属している。 明日から始まる大会前に若干ナーバスになっ…

私たち母娘が、実家に帰省した夏の夜。 娘が深夜奇妙な声を聞いたと怖がる。 私は声を確かめる。 声は何かを問いかけ、私は返事をしてしまう。 翌朝、実家の両親にその話をすると――。

◆あらすじ◆ 　今から三十年前、私はプロの小説家としてデビューした。 　ここ十年は新作が出せずに苦しんでいたが、ある日私は『驚天動地のトリック』を閃いた。 　 　プロットを完成…

遠い未来。 地球上に生身の人間はほぼいなくなり、イヴという名の偉大なる人工知能が世界を支配していた。 そんな中、イヴによって産み出された一人の少年。 彼は過去の記憶を持つ特殊な…

いつも「時間がない、周りを見ている余裕もない」とただただ一生懸命に頑張って、ずっと前に進むことばかり考えてきた。　そしていつの間にか疲れ、出るのは溜息ばかり。そんな日々の仕事に追…

特に親しくもない同級生に強引に誘われ、訪れた廃屋の屋根には闇を穿つ大きな穴が開いていた。