「なんかわからん？ 短編」を含む小説

子どもの頃から、私だけに聞こえる声。 その声は、苦しそうにしていたり、嬉しそうにしていたりする。 その声の主が誰なのか、ずっとわからなかった。 だけど、あるとき気付いてしまった。…

二度の結婚の末、未亡人となった魔法使いの女。 彼女は、血の繋がらない娘シンディを召使にするが、プラス思考の塊であるシンディはその環境に微塵も凹まない。 そんな中、城ではお妃様選び…

なんて反応すればいいのか正解がわからないときは黙ってやり過ごしてきたんだけども，ついに会話すらできなくなった．そんな悲しい人間である僕は，ある日喫茶店にやってきた．．

妹以外の家族仲があまり良くなかった少年は、よく問題を起こしていた。 幼馴染で恋人だった彼女が、別の男と夜のお相撲をしているところに出くわしてしまう。 少年は怒り、相手の男を顔がわ…

　今日、僕は初めて女性を抱いた。二十二歳の夜のことで僕は｜山形誠也《やまがたせいや》という。女性は｜斉藤御子《さいとうみこ》といい、二十四歳。御子さんとは大学時代に同じ卓球部で知…

　目が覚めると、冷たく無機質な密室が四人を完全に閉じ込めていた。 　中村シンジ、鈴木ハルカ、佐々木ユミ、有坂メグミ。 　彼らは自分たちがどうしてそこにいるのか、何が起こってい…

夕方5時の松林。何の目印かわからない『No.3』と書かれたひょろりと細長い松の木の下で、ジローは私をまちぶせる。 体の色は、ころころ変わるし、模様がついている時もある。毛むくじゃ…

短編やショートショートをここにまとめておきます。

学生時代にあった出来事のせいで女性不信になった皆実《みなみ》 碧葉《あおば》。 その碧葉の日課は少女を眺めること。 その少女ひなたと個人的趣味を共有し合う。 だけど人生上手…

チョコボールと言えば、エンゼル！ あれがどこに潜んでいるのか、わかったらいいのに、って思ったこと、ありませんか？ 私はあります！ 実際は超ランダムで、どこに何があるかなんてわから…

無限列車とは、訳ありな人が訳あって乗る列車のこと、その列車は無限に続く線路をひたすらに走るから無限列車と呼ばれる。 この列車にゴールはあるのか、それは乗った人にしかわからない。 …

このほど■■県が募集した地域おこし協力隊として同県■■村に移住を検討していた数名の行方がわからなくなっているとのことで、県警のカラスから我が八幡平探偵事務所へ調査依頼があった。こ…

目を覚まして、寝室から庭を覗くと、そこには知らない少年がいた。 　 急ごしらえですけれど、現時点だとそこそこ気に入っています。

町角桃子は重大な謎を抱えていた。 幼馴染みの三つ子の内、誰が初恋かわからないという悩ましい謎だ。 新合青樹は優等生を装うヤンチャ坊主。新合黄貴は迷い癖のある用意周到タイプ。新合赤…

人気ラジオパーソナリティ、ミッドナイト竹田。 彼のもとには今日もさまざまな声が届く。 今日のテーマは『秘密』 人気コーナー生電話トークの最後の話者は、両親の秘密を知った女性が登場…

秘密の応募作です。 人を好きになるきっかけなんて誰にもわからないものです。 墓まで持っていこうと心に決めた恋心。 でも案外、隠せていると思っているのは本人だけかもしれませんね…

　婚約したばかりの新井新子の元に、未来からきたという少年ショウリが現れる。新子は 「貴女には未来を変えて欲しい」 　とショウリに頼まれる。 　新子は協力するつもりはなかった。が、…

感情を持つアンドロイドが共存する近未来で、「アイ子」というアンドロイドが違法すぎる労働時間、仕事に見合わない安月給、毎日行われる上司の過激なパワハラに苦しめられていた。 この世界…

私はただひたすらに「我慢」する。 その我慢は、するべき我慢なのか。 それすら、私にはわからない。

三千字弱のラブコメです。 前後編に分けようとしましたが、物語の切れ目がわからず、また一気に読んで欲しくて一話分で投稿しました。性描写タグは保険です。