「くれると」を含む小説

人の病や災いを代わりに受けて祓ってくれる「形代（カタシロ）」—— ひな祭りのルーツとも言われる古い風習になぞらえた、一つの昔語り。 お人形遊びが大好きな、小さな女の子と、 女の…

他の方が色々書いている、何のために書くか、どうして書き続けるか的なもので結構救われてる部分がありますが、それでもやはりヘコむ時があるので、自分で思い出すように書きなぐったものです…

この時代に贅沢品など売れる訳が無い、それでも商売で戦う商売人。但し、金目当ての商売であれば無くすものも多い。それが吉と出るのか凶と出るのか、人生は風任せ。それでも生きるということ…

　飼い主を失って人を呪い、化け猫と化した長尾は、江戸の街に夜な夜な祟りを為し、数十年の時を経て、旧知の浪人に退治された。 　今世に転生した化け猫を拾ったのは、かの仇敵――。 （…

三歳児がおばあちゃん家でお手伝いをさせてもらって、家に帰っても何かないか？と意欲的に動いてみるが……

登場人物 ひなた　この物語の主人公　男子高校生 花　　　ひなたが恋する女子高校生 ぱんだ　二足歩行のぱんだ 　　　　ピロピロ笛を吹いて 　　　　ひなたにアドバイスをくれる あら…

　この世界では、成人すると恩寵、あるいはギフトと呼ばれる神からの贈り物が与えられる。 　――しかし、その贈り物は、時として呪いと化す。 　デイス・ラグナルは、最近怒涛の快進撃を…

お嬢様として育てられた奏海は自分の取り巻く環境とそれに対して何も言えない自分に嫌悪感を抱いていた。 そして、ある日からストーキング行為をされ始めることで今まで以上にストレスが溜ま…

クラスメイトである七瀬美春が不治の病に罹っていることを知ってしまった芥川咲人。咲人は彼女の死ぬまでにやりたい事ノートを見てしまい、そのノートのことを手伝うことになった。 咲人は美…

衝撃だった。私ってこんなふうに笑えるんだって。 ライトノベルが好きでちょっぴり人見知りな女の子、斉藤優花。夏休み直前の日曜日に、行きつけの書店で大量の原稿用紙と千円の万年筆を買…

クロノヒョウ様の企画に参加させていただきます。 お題「夕方五時のリズム」 派遣社員のマリは定時で上がり、帰り道に川柳を作ることを習慣にしている。五七五のリズムが心を落ち着かせてく…

（男は皆、自分より弱いおなごが好きなのじゃ） 鬼たちが暮らす鬼雅島（おにがしま）で最強の鬼姫・紫焔（しえん）。 強すぎる所為で、婚約者に浮気をされ、自ら婚約を破棄。 もうこの鬼…

　ある日俺は、幼なじみの妹、一ノ瀬柚葉に告白された。 　もちろん、容姿端麗で優しく、料理も上手い柚葉からの告白を断ることなく俺は付き合うことに。 　だけど、そんな浮かれている…

『ゾンビかな？と思ったら』 自分がゾンビになったかも。そんな時、不安ですよね。 以下のチェックシートで3つ以上「YES」の方は、ゾンビの疑いがあります。 まずは当院にお越しくだ…

およそ30年前、地球にはダンジョンが出現した。それは人々に希望や憧れを与え、そして同時に、絶望と恐怖も与えた──。 最弱探索者高校の底辺である宝晶千縁は今日もスライムのみを狩…

兄は小学６年の頃から一つ年下の妹からウザい、キモイ、黙れ、死ねば良い等酷い事を言われてきた。 そのように言われるような事は何もしていないと思っている兄は、そんな妹によって心を削ら…

詩人になりたいと昔言った彼は、毎日私に物語を聞かせてくれる。いつもの人気のない公園で毎日、毎日。 そんな彼が考えた物語。聴きたがらせたがりの変態の話し、どうか聴いてやって下さい…

カーシル侯爵家令嬢イザベルは、大切な青い薔薇のドレスを黒に近い濃紺に染めて婚約者の家の紋章である黒い薔薇に仕立てた。それは婚約者のモンニェス公爵カムデンも承知していたはずだったが…

結婚まで操を立てるなんて、古代の話らしい。 広ーい銀河のどこかにある星の大きな国、服の染み抜き程度の魔法しか使わない節度ある民たちが暮らすその首都で研究職に就くビアンカは、自分の…

引きこもりのニート、倉井新人の家に突然眩いばかりの美人、月城陽菜がやってくる。「義春様に雇われました。今日から一緒にこの家で暮らすことになっています」そう言って家に上がり込む月城…