「掌編とか」を含む小説

1986年4月11日。母は産まれ落ちた。 故郷から、親から離れた母は、一人で世をさまよい、生き抜いて、そして私を産み落とした。 柴田恭太朗様主催の『カクヨムに三題噺を復活させよ…

ファンタジーな掌編小説の寄せ集め。 毎日更新を目指します。

港街はるまちの豪商・八坂木（やさかぎ）家。 私はその分家に仕える女中として、今日も生き生きと働いている。 明治～昭和初期ごっちゃな感じの、似非レトロ日本ふうのファンタジー掌編で…

なにか書きたくなったので書きました。

開けると世界が滅びる小箱。死の間際になったら開けてやろうと計画していた男の前に、予期せぬ出来事が巻き起こる……

人見知りだが希代のスクロール魔法使い・シルベは、なんか知らんがキツネになってしまった。魔法が使えれば元に戻れるんだが、手がそういう作りになってないんよ。忘れたい事実だが公爵令嬢。…

閑散とした放課後の教室が、夕陽でいっぱいになるまでの物語です。ワンシーンのみの短い小説を、という思いで書きました。

車が故障して、わたしは川岸で一晩過ごさなければならなくなる。その夜、川のむこうで大きな火事があった。 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

三つのお題から物語を紡ぐ三題噺。 ランダムもしくは提示されたキーワードで、1,000字前後、一時間一本勝負。 様々なジャンルに挑戦しています。

幼少期に意味も無く蟻の隊列を踏みつぶしたり、虫の頭部を引きちぎったりしていませんか？ そういうことをすると、いるようになるよ 出るとか、出ないとかじゃないよ。 いるか、いないかだよ

「雨ニモマケズ」を下地とした、とある友人に関する詩。

文化祭が間近に迫るとある高校。園芸部に所属する一年生・細川千秋は、校内で見かけた天文部の三年生に一目惚れをしてしまう。その日の放課後、千秋が花に水やりをしている最中、彼が千秋の前…

ショートショート集。ジャンルごった煮。

無職になったので、田舎に帰り、 親の会社を手伝うことになった。 この職場には問題が多い。 問題の根本はわかりきっていて、 しなくて良いことが大半を占める。 働く俺は雪…

◆柴田　恭太朗さんの自主企画『【三題噺】「GW」「東」「井戸」』に寄せて。 文字数：500～10000字 話数：自由 ジャンル：自由

想像力豊かなだけが取り柄の人間がぼんやりと暮らしていると、ときどきひどく奇妙な体験をしたような気分になる――そんな話を書き綴っていくつもりです。 不定期更新、怖さ保証なし。それで…

5月4日は「みどりの日」。 新緑の山を見つめながら、曾祖母は、とおい昔に井戸に消えた幼い妹の思い出を、誰にともなくつぶやくのだ。 柴田恭太朗様主催の『カクヨムに三題噺を復活させ…