「グルメ」を含む小説

わたしは転校生だ。 高校生になって、札幌から、道東の田舎に転校になるなんて、大人の事情以外、ない。 そして、母親のいない我が家には、インスタントな食材しかない。 そんなわたしが、…

ある日を境に、ニーチェに行けなくなってしまった。ニーチェに行けないということは異世界に行けなくなってしまったということだ。世界線が歪んだのか、元に戻ったのか……あの美味しい…

「赤いきつねと緑のたぬき」コンテスト？への参加作品です。 実話。〇亀ＬＯＶＥ溢れるエッセイ短編です。 なお、コンテスト結果発表後、こんなヒネた作品では結果など出ないだろうというこ…

四ノ宮凛人（しのみや・りんど）普通の大学生はある日の朝、目覚めたら――古代遺跡しかない空に浮かぶ島に転移していた。 使えるのはアニメやマンガで映画で仕入れたにわかサバイバル知識…

お出かけに備えて、お昼を食べる。 ただそれだけ。 でも、それが幸せ。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。

ふと入った古びた本屋にはやる気のない店主が1人。 何を思ったのかいきなりアルバイトを頼まれ働くことに……

カフェめぐりが共通の趣味で知り合った彼と出かけた、関西への小旅行。 そこで出会ったスモーブロー。 スモーブローは、スウェーデンやデンマークなど北欧郷土料理のオープンサンド。 酸味…

「フライドポテトのＬを三つ。塩は別添え、トッピングディップはセットでサイズ増し、揚げたてのものをお願いいたします」 　フィンランド人のクォーターで大企業会長の一人娘、文武両道で非…

付き合って一ヶ月になる中野美里と夕飯を食べることになり、近くのスーパーへ。そこで彼女が手に取ったものは……

ある朝、未亡人の玲菜（れいな）は、愛猫のゆずがコタツで小学四年生の女の子になっているのを見つける。ゆずは、ひと月前に玲菜に拾われた、雨の中でずぶ濡れの赤ちゃん猫だった。そして奇し…

緑のたぬきが大好きな高校生、横山三波。 いつも通り購買所で緑のたぬきを買おうとするも、幼馴染、美団狐吉に先を越されてしまう。 屋上で渋々買った赤いきつねを食べていたら 狐吉がやっ…

アレルギー男の世知辛い現実をどうぞ。

「ベテラン冒険者たちがなぜ死んだのか……」 その原因を究明するのがクエスト調査官の仕事である。 ギルドの調査部に所属する碧眼の調査官リュウジは、どんな危険な場所でも一人で潜入して…

日常に少しお疲れな人へ、優しい癒やしの物語。 都会の片隅に、真夜中にだけ開くビストロがある。 通りに看板も出ていなければ、雑誌にもネットにも情報がない。 見つけることができた…

　美食の国イタリアからやって来たアンドレア・パスクィーニ 　美食の国からやって来たからこそ彼はインスタント食品を舐めていた―― しかし！

「妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養がいくんだから、食事には気をつけないと」そんなことは分かってる。ちゃんと気をつけてもいる。 だけどそれでも、口が、頭の奥底が、これを食べたいって言っ…

セシルがカップ麺を選んでいると、二週間出張中のはずの恋人ハーパーが訪ねてきた。 セシル……ハーパーに一目ぼれした。清掃員バイト。27歳。 ハーパー……初対面でセシルに告白された…

濱岡寿也。三十八歳　独身。 彼が昼食に赤いきつねを食べます。 懐かしき記憶とともに……。

喧嘩ばっかの狐の村と狸の村 このままではいけない！！ だから村長達は、お互いの村に名物を振る舞い仲良くさせようという計画を立てました。 『美味しいうどんを作る』『美味しい蕎麦…

しあわせ運ぶ、お狐さん。 実は豊かさの象徴。実るからこそ豊かさに温かさに包まれるんだ。 ホッと心が温まるショートストリー。 冷めた心に笑顔をそして温かさを。