「外」を含む小説

ある冬の日。「マッチを売り切るまでは家に入れないからな」父親に言われ、出かけた少女。そこで少女は自分が物語の主人公になっていることに気付いた。しかしその結末は悲劇。自身の死を回避…

鳥人族であるルヒアは村を囲む神のご加護のおかげで外の人間による戦争の被害を受けずに済んでいる。しかし、そのご加護は村の人が誰かひとりでも村の外に出るとそれが消えてしまう。それに村…

新婚初夜の日に「君を愛することはない」と言われたアデラ。 白い結婚になるのか、これから冷遇されるのか、と考えるアデラの耳に聞こえてきた続く言葉は予想外のものだった。 「うちの家、…

　人工島に暮らす少年はある日じいちゃんと出会う。少年は外の世界を夢見て駆け抜ける！

「玄関の鍵、閉めたっけ？」 　大学でいつも通りの一日を過ごす美咲。彼女の脳裏をかすめた小さな疑問。 　どうしても気になった彼女は、急いで帰宅し、一人暮らすアパートの扉に手をかける…

不幸な人生を送った没落貴族家の娘から、魔法国屈指の名門貴族であるリュミオール伯爵家の五女として転生したミーティア。 幼い頃は神童と呼ばれていたのに、魔法適性鑑定が行われた日から…

　僕は旅行者だ。『命のランタン』を携えて旅をしている。 　この『命のランタン』は僕の命を糧に燃える。 　僕は誰も訪れない地図の外の東の大地を旅していた。その道すがらには洞窟があ…

ナノマシン研究の第一人者・深山京一郎は上司から人体実験を禁止され、しかたなく無許可で自分にナノマシンを打ち込む。 だが、想定外の激痛で失神した彼が目覚めた時、そこは異世界だった。…

　あの夏、俺は後ろ足が一本使えない、三本足の蛙「スリー」に出会った。育児放棄をする母親から引き離され、叔父と二人暮らしの俺。学校の窓の外に見える、片足の少女。理不尽への嫌悪と、何…

仕事が忙しすぎて、最近まともにギルドの外へ出掛けられないギルドマスターと、ギルドマスターが大好きなので、何処にも行かないで欲しい人達の小話

〈人の心には決して隠しきることの出来ない欲望が存在する〉 　とある理由で警察官（シティポリス）になった少女マヤ・プライバル・20歳。彼女には必ず成し遂げなければならないことあっ…

　引き篭もり魔術師のライヤーは、今日も今日とて暇ながら穏やかなダンジョン隠居生活を送っていた。 　しかしその日は珍しく人間の来訪者が現れた。 「———此処が最近現れたS級のダ…

目覚めると棺桶の中に入っていた。死ぬと１０つ並んだ棺桶の左から生き返る。外は廃墟ビルが立ち並ぶ世紀末。たまに会えるのは大体危ない人。個性豊かな超能力を持った『ギフテッド』。化け物…

『競作：虫取りするガキをニコニコしながら眺めるお姉さんの謎』に参加した全作品の講評です。 ひと夏かぎりのお祭り、宴の始末をいたしましょう。 予想外に参加者が続出したことで、と…

注：この作品は大分前に書いた下書きを供養するためのもので、続きが投稿されることは（たぶん）無いです。何なら、ストーリーライン忘れてます。 　◇　◇　◇ 　この世界は滅びかけで…

デブで陰キャ、陽キャグループにパシリや虐められていた鞍馬ケイはある日、陽キャグループの配信でパーティーを追放されてしまう。 ケイはダンジョンに空いている大穴、深層に繋がる奈落へ…

　丸々学園。 　F県の中心地から電車で30分揺られた先にある片田舎の私立高校である。 　無駄に広い土地に、無駄に広い校舎、無駄に多い生徒たちが通っていて「勉強はそこそこに、部活…

不思議なバスの中にはこの世と思えない光景が広がっていた。 外の世界での行いがこの世界で重要になる

進学校に進んだ蒼生は平穏な学校生活を望んでいたが、すぐに崩れてしまう。目の前に現れた美少女にクラス中から注目される。予想外の展開に慌てしまうが、その美少女は蒼生がよく知っていた人…

神から祝福を受けた人間カムイと、人外との契約により異能を得た人間契約者たちが多く暮らす学園都市シロガネ。シロガネにはプラチナムと呼ばれる、強い権限を持つ組織があった。 聖職者見習…