概要
それを切り捨てられたなら、きっと美しく跳べるのだろうが
あの夏、俺は後ろ足が一本使えない、三本足の蛙「スリー」に出会った。育児放棄をする母親から引き離され、叔父と二人暮らしの俺。学校の窓の外に見える、片足の少女。理不尽への嫌悪と、何も変えられない自分に対しての無力感。そしてある日、スリーは姿を消してしまう───
次々と移りゆく世の中を、せかせかと生かされる現代人。過去に苦しみ、現在に希望を見出だせないすべての人へ送る、心温まるストーリー。
次々と移りゆく世の中を、せかせかと生かされる現代人。過去に苦しみ、現在に希望を見出だせないすべての人へ送る、心温まるストーリー。