「どこまで」を含む小説

　父の代から続く、悲願の魔王討伐を苦難の末に成し遂げた勇者アイル。 だが皮肉にもその功績によって、自分よりも偉大な存在になる事を恐れた王によって国を追われる事となる。天涯孤独の身…

一日だけ法律が存在しない日。そんな日がうるう年の２月２９日に設定された日本。 ある理由で留置所で知り合ったケンスケ、ダイスケ、コウスケがそれぞれのこの特別な日を迎える。 資産家の…

見知らぬ場所で目覚めた圭介は、自分の体をまったく動かすことができずに「脳死」だと判定されてしまう。意識がないことを誰にもわかってもらえない恐怖と孤独。圭介の生を願う両親だけが、彼…

ひと回り歳の違う男女の恋愛。 互いが自分を押し通し。互いの解釈で付き合い。大切なのは自分。 どこまでいっても平行線だった。 自分の人生の足を引っ張るとしか思えない相手。 自分の恥…

以前書き下ろしたショートホラー『鍵はどこ？』の声劇台本版です。 台本化に伴い、いくつか加筆修正を加えています。 男性ふたり、男女どちらでもひとりの三人掛け合いです。 時間は約５分…

とある県立高校「御谷山高校」に通う17歳の少年「銀走宏樹」は、どこにでもいる普通の男子高校生だった。 しかし彼はひょんなことから傑帥と言う資質に目覚め、黄昏時の街中で「英傑」と呼…

どこかでみたことのあるような。経験したかのような。そんな日々を嫌悪するとある高校生、只野のりを。 世界でただひとつ、自分だけのオリジナルを求める彼とテンプレートすぎる日常の物語。

司はタイムマシンを開発するが、誰も信じてくれなかった。そんな司はタイムトラベルで飛鳥時代に行くことにして――。 ※作中に「聖徳太子の地球儀」の話がありますが、これも伝説に基づい…

『おみあげは何がいいかな？』 キツネ顔の後輩くんにラインを送るところから始まる恋愛ストーリー。 キツネ顔の後輩くんと先輩の私のおはなし ＊先輩視点と後輩くん視点が入れ替わりま…

お互い、複雑な家庭環境で育った貴羽と蒼乃。 幼い頃に出会い、二人で様々な困難を乗り越えて、支え合って生きてきた。 それでも世界は二人に厳しい現実を突きつける。 「ここ以外のどこか…

梵自身に起こった事や友人達の笑える話から、ほろ苦い思い出、本当にあった怖い話を文字で書き起こします。 メモ帳としての役割を果たしておりますので、これ読んでみたい！　何それ、めっ…

日本に行き、今度はインドネシアのスラバヤと言う処に 行くと思っていたメールボトル１９． でもニャーモさんが連れて行ったところは？・ そこで大変なことが起こります。

「ぼく」はとあるスマホゲームの開発会社に勤務する平凡なサラリーマン。 そんな彼には仕事では完璧超人だけど、私生活ではちょっと抜けたところのある美人の「おくさん」がいる。 二人は時…

影幽（えいゆう） 　己の影を実体化させる能力。 　主に三つの形態に分けられる。 　影を無機物に変える「投影」 　影で有機物を生み出す「残影」 　影で辺りの空間を支配する「影響」 …

初めて一目惚れしたあの人は、いつもどこか遠くを見ていて、触れても掴めない。気付いたら消えちゃいそうな、そんな人だった。 だからこそ、目が離せなくて。 ようやく掴んだその手首が…

免許センターの近くに住む私の話

３年間吹奏楽部の練習に明け暮れていた私は、卒業と同時に燃え尽きていた。大学に入れば吹部もあるけどやっぱり違う。 そんなダメ人間の私は思い出した。 あ、定演の練習しなくちゃ。 あと…

大上高校吹奏楽部は全国大会に出場をするような強豪吹奏楽部であった。全国から生徒が入学し、どれほど厳しくお互い切磋琢磨しながら技術を高め合うのかを胸をふくらませて入る生徒が最初に受…

私――縁乃愛はある日、前世の記憶を思い出した。どうやら前世は【紅血姫】の異名を持つ吸血鬼、ノヴァだったらしい。 「不思議なこともあるんですね」どうせなら、前世の知識がどこまで通用…