「妖」を含む小説

　古来から禁足令の敷かれていた『禁所』。その傍らにあって禁所の鎮護に当たっていた小さな稲荷社を、夜盗たちが襲いました。彼らは、討伐に乗り出した領主に追われて禁所に逃げ込みますが……

妖かしが江戸の町で事件を起こした――江戸はその噂で持ちきり、なぜか蕎麦屋が大繁盛。 その噂を聞きつけた、八百万の一柱「犬神様」と、その供物として妻となった女の子「楓」は、目に見え…

日本の東京に住む大学生、天宮蓮は人間が危険視する妖魔を退治する妖狩師。 深夜、妖魔たちが活発に動き出す時間帯は彼らの時間でもある。 力なき人間を守るため、それぞれの大義を胸に彼ら…

呪いを吐きだす妖刀と共生する殺人鬼、無意味な儀式に徹する宗教家、いじめ被害者の救世主、そして仮面の死神。 極北に位置する四人の物語が、破滅的危機概念C₃を巡り交わる時、人々に【…

　歩狼隊を率いる翡翠は、満開の枝垂れ桜の下で一人の妖と出会う。刀から銃へ、神の世から人の世へ。激動の時にありながら失われていくものを求める二人は惹かれ合うが、やがて時代の流れが全…

この世に跋扈する、蠱毒から生まれた怪物『人鬼蜘蛛《じんきちちゅう》』。 その怪物に呪われた女子高生鷺沼もえぎは、偶然居合わせた自称霊媒探偵の男雨桐桔梗へ呪いを解くために依頼をする…

仕官のかなった浪人・又之丞だったが、与えられた屋敷は化物屋敷だった。 安泰を得たはずの生活は思わぬ手柄によって波乱を含み、関わりたいと思ったわけでもない地神、妖獣、巫女たちは、は…

　二二一〇年。地球は、妖魔と呼ばれるなぞの種に侵略された。 　最新の兵器も新種が放つ妖力の前には無力であり、戦闘開始から百年が経った二三一〇年、絶滅寸前となった人類は、ついに、築…

　辺境伯ルシエンテスの領土は、大半が深い森に覆われている。森の奥の滝は水妖の領域であると、里の者は滝へ行くことを禁じていた。ある夏の午後、領主の息子ガスパールは道に迷い、滝壺で一…

　電脳プログラムが統治し人々は『ノルン』と呼ばれる機械が出す指令に従い生きている世界『ファーブニル』の『ハーティム国』では『人』と『妖（あやかし）』と呼ばれる種族が存在していた。…

時は江戸、場所もまだ江戸。一人の男が心中相手を待っていた。 だが、彼の前に姿を現したのは心中相手のお風ではなく、般若の面をつけた奇怪な娘であった――。 二千字と少しの短編になって…

毎日のように友達と仲良く遊んでいた少女、いつも通りみんなで遊んでいた場所に行くと誰もいない。 ふと背後に気配を感じ振り向くと...

2013年10月執筆。 テーマ「妖怪」で文車妖妃。

～あらすじ～ それはローマ帝国の瓦解よりほどなくしての、中近東ペルシャの域でのこと。 ローマ帝国の貴族を祖先に持つヨーロッパ系キリスト教徒の奴隷の孔雀人の少女、カタリナ。彼女は…

此処に記す物は全て「妖あやかし」と触れた者達の記録である。 日常を過ごす人と妖とが成す心温まる物語などを綴る短編集。

　かつて峰国を襲った大妖魅は、二人の勇士によって封印された。だがひとりは命を落とし、もうひとりだけが生き残った。 　十年後、亡き勇士の息子・虹玉髄は、<騎龍>という特殊部隊のサ…

【登場人物設定】注＊本編ネタバレあり 鏑木紗智 髪の毛、瞳の色：黒曜石。小柄な体型、幼稚な体型だと思い、本人は気にしている。髪の毛は肩まで掛からない長さで、保っているのは、背…

　貧乏高校生　近藤　秋一　17才　夏休み前に突然聞かされる両親の海外への出張。突然の事に日本に残るには住む場所を探さないといけない。低予算の為に難航していた時に奇跡が起こる！　『…