「書いていたら」を含む小説

ある異世界。そう遠くない今の話。 かわいそうな金切り鋏のお姫様は異世界から来た勇者様と出会いました。 しかし、姫様は悪い悪い姫様です。だから、悪い王様とはお似合いなのです。 そし…

友人リクエストのベッタベタの恋愛チャレンジです。 殆ど知識がない中手探りで書いています。 私は近眼なんですけど、弱視って何でしょうってレベルです。 よろしくお願いします。

『「本」がテーマの作品集』によせて、掌編を思い付いたので書きました。ちょっと本要素が薄いかもしれませんが…

　長い外套を身に纏い、銀色の長い髪を靡かせた青年レシェス。彼が辿る道程には、日々を懸命に生きる人々の営みが詰まっていた。 　主人公のレシェスは世界で1、2を争うチートです。 　…

わんこ：しんちゃん（オス） 飼い主：父ちゃんと母ちゃん 好きな人間：ママ（父ちゃんの母）

妙に細部のはっきりした夢を見た。ストーリーがあって意味があるような、ないような夢。私は電車を待つ列の先頭にいる。気になったため個人的な記録として夢の内容を書いていたとき、窓ガラス…

春になると思い出す。 「あの日」、高校受験が迫っていた中学三年生の英里は、返って来た模擬試験の点数が悪かったため、家に帰らないことを決める。 家に帰れば、父の叱責と母の無言の圧が…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三百六十八。

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三百六十七。

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。三百六十六。

俺の日常は失われた。 毎日時計の針が２４時を指すと、１時間だけ異世界の扉が開かれる。 その異世界の中で俺達「ゲーマー」は、神が用意をした「ゲーム」で殺し合わなければならない。神を…

第二次世界大戦の独ソ戦を舞台に、フィクションと現実を織り交ぜて書いています。

「明子さん、今夜は綺麗な満月ですよ」 やわらかな声音に、私はふっと眠りから覚める。 穏やかな表情の着物姿の青年――青磁が、私のことを見下ろしているのが分かった。 「満月か」 …

【僕は世界が滅ぶ瞬間を真剣に想像してみる。空は何色だろうか。風はどのくらい吹いているだろうか。温度は。においは。音は。誰かの声は聞こえるだろうか。もし僕がそのときカメラを持ってい…

【私だけを部屋に残し、ドアが閉まる。人手不足だし。ちょっとくらいならって目をつむってたんだけどね。先ほどの店長の台詞が当てもなく宙に浮いている。】 アルバイト先で世の中の汚さに身…

【そうだなあ、とオレが返事をする。この声が彼女へ届くことはない。】 おいしいディナーをこしらえた女性と、その恋人の男性の話です。 （別名義で書いていた小説の再アップです）

【父は『か弱い子どもを加護する立派な父親』であることこそが自分の役目であると、誰よりも優先して子どもを守り、子どもから信頼され、自らも子どもを愛さなければ自分に存在意義などないと…

【「追い詰めかたがねえ、マジで卑怯。女にあるまじき卑怯さ」「はっはっは、性別は関係ないね、何とでも言え！　格ゲーは突き詰めて真剣勝負。殺るか？　殺られるか？　いいかい近藤、ひたす…

【それはある意味「母親」に呼ばれる私の「淳子」という名前がストレスの捌け口としてのみ成立しているようなことなのかもしれない。】 「母」と「母親」の前で意識的に変質する一人の女性の…

【暗室から出てくる先輩の顔は、ちょっとどころではなく面白い。顔全体をくしゃくしゃに縮めた出来の悪い梅干しみたいな姿を見るたび、私は心の中で「どうかこの人が一生誰からも恋しく思われ…