「なかま」を含む小説

日常の些細な瞬間を切りとって感じたことや愛の詩を綴ります。主に言葉やそれを表現することについて。

　相対性理論における時空連続体仮説によれば、空間がゆがむと時間もゆがむことになります。ならば、『この宇宙全軆がうごいていなければこの宇宙のなかでは時間がすすまないのではないか』と…

過去の出来事に忘れられず、未来を見れない高校生、皆瀬宗弥。 常に「今日を生きること」だけを目標に日々を過ごす彼は、この日も教室から外を眺めていた。 しかし突然、学校で有名な生徒た…

祇園少女のささやきは色即是空の響きあり。浴衣の裾のその奥に英雄必立の白き太もも。勃ちし者も久しからず、ただ祇園祭の夢の如し。往ける男子(おのこ)は終には萎み(しぼみ)て、偏(ひと…

「俺」は最近朝起きると奇妙なことが身の周りに起きている。足に土がついていたり、見覚えのないものが布団の下に隠してあったりする。ある日、「俺」の布団の下からくしゃくしゃになった十円…

ポリコレが激しくなった近未来のハリウッドで、主演を勝ち取るためジュリアは同性愛者のフリをすることにした。アンナは偽装を承知で、一緒に住みサポートしてくれる。しかしそれでもハリウッ…

未来を視る能力を持つ少年─────永沢一夜《ながさわ　かずや》は、月山町で学生として暮らしていた。そんななか、ある少女と出会う。その出会いをきっかけに一夜の日常は”非”日常へと塗…

時は京都。 木屋町あたりのメイド喫茶、コットンキャンディはある。 バイトとはいえ、お客様は神様である。 京都は観光都市で訪れる人はみな、京都らしさを求める。 そんななかでも異彩を…

失望の淵に立たされた女性が、暗闇のなかで見たものとは……。

カイは、幼馴染で異世界転生したと主張する不思議ちゃんなアリサ王女の書記官。アリサや女神様、ライバルの令息に義姉とエルフ、個性的な面々のおかげでカイは大忙し！？ 【第30回スニー…

真っ白な少女がいた。 異質で、他の誰とも同じにはなれない少女。 少女は孤独だった。ただ、寂しかった。 だから、旅をすることにした。 自分と同じ存在を。孤独を埋めてくれる誰…

コーヒーレッスンと聞き間違えて、友人と「コヒーレンシーについて」のメンタルセミナーへ参加した女性、「私」のワンシーン。 隣に座って熱心にメンタルセミナーを聞く友人は、私よりもは…

「何もかもを捨てて異世界に行きたいって望んだのは……君だよ？」 謎の存在【i(アイ)】から告げられた一言に、うだつの上がらない少年は不安と焦燥感に駆られる。 何故自分がそんな…

　この「別の詩」は、友未の生涯唯一の詩集で、過去から現在に至る自作の詩や詩歌（俳句、川柳、都々逸、短歌など）を自分なりに厳選網羅し、読者の皆様との出遭いを願って随時更新し続けてい…

故国・風羅を雲竜帝国に滅ぼされた、生き残りの王女・ピユラ。 唯一の供・蒼珠とともに復讐の念を抱き、旅する彼女は、偶然立ち寄った街で、幻獣使いの少女・ユリアと彼女を守る少年・透夜に…

宇宙には未解明の謎がある。今回は「なぜ宇宙人はいないのか」「なぜ宇宙初期の星の光が見えないのか」「なぜ月の内部に水があるのか」の３つの未解決の謎に、解答するSF百合を考えてみた。…

あゆみはジュンと付き合って7年になる。 毎年元旦に、ふたりで地元の「坂宮神社」で初詣に出かける。 ジュンが転勤になり遠距離になっても、2人は1月1日の初詣を欠かしてこなかった…

周囲の人間の心の声が聞こえる理世は、同じ能力を持つ慶乃に会う。2人は仲良くなっていくが、ある日突然慶乃が理世を無視するようになってしまう。 この短編小説は、僕が書いているダーク…

世界では、髪の毛の色で魔法の適正が判断される。そんななか、風魔法の名門リスタール家に産まれた子供はブロンド色の髪の毛で、土魔法の適正をもっていた。リスタール当主は名もなき赤子に怒…

「政府が緊急事態宣言を発出しました」 　高校での授業はオンラインになり学校に行かない日々。 　そんな時に転校してきた、田中美咲（たなかみさき）。 　樋本理夫（ひもとみちお）は、…