「KAC ショートショート」を含む小説

ある日颯太が何か探していた。 何を探しているのか聞いても、ちゃんと答えてくれない。 そう言えば、最近、怪しい行動が多かった。 ――もしかして。 KAC第三回お題「箱」の作品その…

男は、この世に絶望していた。 だからこそ、男はこの世から消えてしまおうと決心した。 そのために、男はエレベーターに乗って、屋上へと向かおうとしたのだが……。

鍵のかかった大きな箱は開けられそうになかった。 刑事の雅彦と事情をきかれていた将生はその箱の前で問答を繰り返す。 私の罪はなんですか？ 将生の質問に雅彦は答えられない。 こ…

800文字ぴったりのすこしふしぎ掌編小説です KAC2024 お題　第3回目「箱」参加作品

満員電車の箱専用車両に間違えて乗ってしまった。そこは箱だけが乗っている不思議な車両だった。

連休を利用して、「私」が地方へ旅行に出かけた時のことである。 列車に乗っていると、隣の席に小箱を手にした美青年が座った。 妙なほど丁寧に箱を扱う様子が気になった私は、彼が席を立っ…

【KAC20243参加作品】箱にまつわる男たちの話。箱という文字をたくさん見るとゲシュタルト崩壊します。みんな箱に囚われるんです。

出張で訪れた駅。 そこで運命的な出会いを果たした。

ケチな友人が珍しく奮発して誕生日プレゼントを買ってくれたのだけれど、中に入っていたのは飴が一粒だけだった。

　箱入り娘と一般人の僕が恋愛してみたら……？恋愛は好きになったほうが負けかもしれない。 　KAC2024のお題の箱です。 　短編でサクッと読めます。家事の合間に、移動時間にお…

　発明家の茂呂博士は、長年の研究の結果、超高性能ＡＩ搭載型自動リサイクルゴミ箱を創り上げる。 　意気揚々と売り込む博士だったが、残念ながら商品化にはつながらない。 　諦めずに新し…

ちーちゃんが教えてくれたの。 黒い箱にみんなみんな入れたらだいじょうぶだよって。 それは本当だった。 痛くも苦しくもないよ。 ちーちゃんの黒い箱があれば、だいじょうぶ。 KAC…

KAC20243。箱。突如現れた黒い箱を開けるためにあらゆる人が挑戦するも、誰一人として開けることはできない。やがて多額の懸賞金がかけられ、国際問題にまで発展するようになるが開け…

何考えてるかわからない箱入り娘猫ユカがある日いきなり人間化！言葉も分かるし、こっちの気持ちに合わせて色々世話してくれるようになった。こんな便利に面倒かけちゃっていいの？まあいいん…

付き合って三年目の記念日を迎える愛花とゆうじ。 ゆうじは残念だけど出張で今日は会えないらしい。

召喚された異世界人の発想があたおかすぎる。 栄転もとい、左遷された魔法使いである主人公にも、そして今までの勇者パーティメンバーにも理解されぬ勇者の奇行の物語。 どうかしてるぜ …

H氏は愛する一人娘のために特別なプレゼントを用意して家路へ。心尽くしの誕生日会で娘は思いがけない贈り物に大喜び。で、その中身は・・・ ※KAC企画でなぜか８００字ショートショー…

<KAC2024『箱』参加作> 彼女は箱の形を愛していた。 彼女にとって箱とは、整然とした秩序の象徴だった。彼女は毎夜、この世界が箱で満たされる様を想像しながら、安らかな眠りにつ…

※一話完結。1500字のインスタントホラー。 ※【KAC20243】『箱』参加作品。 ある日、棚から出てきた見知らぬ箱。 空気穴が開いている。 忘れ去っていたその箱は、実は忘れ…