KADOKAWAがあなたの作品に大注目する第2回カクヨムWeb小説コンテスト 現代ファンタジー部門
576 作品
VRゲームなら、相手の首を折っても大丈夫。良かったね葵ちゃん!
VRで戦う格闘ゲームに、本物の暗殺拳を使える少女が挑んだら——?
「これは……人を殺すための技だから」
彼女との出会いは、容赦ない目潰しから始まった。
高校生プロゲーマー、鋭一が学校で出会った少女……葵。
彼女は歴史の闇に埋もれた暗殺拳「墨式」を受け継ぐ者だった。
その驚異的な運動能力に惚れ込んだ鋭一は、葵を
バーチャル空間で戦うVR格闘ゲーム「プラネット」に招待する。
ここでは目を潰してもいいし、首を折ってもいい。
どこにも振るわれる事なく秘匿されてきた殺人拳が……いま、活躍の場を得て覚醒《アウェイク》する!
「第2回カクヨムWeb小説コンテスト 現代ファンタジー部門」の中間選考の結果を発表させていただきます。
多数の力作を投稿してくださった皆様、並びに作品を読んでくださった皆様には、改めて深く御礼申し上げます。
※掲載の並びは作品のコンテストへの応募順となっております
編集部からのコメント
異能力、ゲーム、ロボット、お仕事もの……「ファンタジー」という言葉が持つ定義の広さもあり、王道から変化球まで書き手ならではの自由な発想で編み出された作品が集まっていたと思います。そんな多彩な傾向の作品のなかでも、読者を楽しませるポイントを強く意識して書かれており、「エンターテインメント」という面で最も優れていたという思いから「暗殺拳はチートに含まれますか?」は大賞受賞となりました。
VR格闘ゲームというライトノベル読者層に馴染みのあるテーマ。プロゲーマーの高校生主人公、暗殺拳を使う同級生ヒロイン、アイドルや動画配信者といった個性的な設定を持つライバルたちなど、キャッチーなキャラクター造詣。そういった魅力ある素材から描かれる爽快感のあるバトルと勝利という王道ストーリーが上手く噛み合っており、読者が楽しめるポイントが非常に明快な作品に仕上がっていたと思います。
「この設定、キャラクターは読者が面白いと思うに違いない!」という視点を大事にしつつ、みなさんの自由な発想で描かれた作品を今後もお待ちしています。
ファンタジア文庫編集部