概要
この叫びを、神よ、聞くがいい。
遥か昔に起こった、神々の争いにより世界は一変した。
地下の女帝に敗北した天上の王君は、そのまま楽園と共に失われてしまった。
残された天の民は大地に堕ち、地の民に従属し、失った神と楽園に焦がれながら生きのびている。
家族を失った天の民の少年フェンリル。
自分を拾い育てた老人と、同じ境遇の子供たちと共に盗みを生業に生活していたが……
北欧神話にヒントを得て描く、ハイファンタジー。
※北欧神話と言ってはいますが、北欧神話が大好き!オマージュなんて許せない!という方はご注意です。
不定期更新。金曜日20時に更新予定です。
地下の女帝に敗北した天上の王君は、そのまま楽園と共に失われてしまった。
残された天の民は大地に堕ち、地の民に従属し、失った神と楽園に焦がれながら生きのびている。
家族を失った天の民の少年フェンリル。
自分を拾い育てた老人と、同じ境遇の子供たちと共に盗みを生業に生活していたが……
北欧神話にヒントを得て描く、ハイファンタジー。
※北欧神話と言ってはいますが、北欧神話が大好き!オマージュなんて許せない!という方はご注意です。
不定期更新。金曜日20時に更新予定です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この火の前にひれ伏せ、世界!!!
初めは、北欧のサーガを読むような心地で読み始めたのですが、いつの間にか血が通う人間たちの物語に惹き込まれていました
豊かな語彙から為る正確な描写が、歌に似た心地よいリズムで刻まれていく素晴らしい文体
遠い昔から火の前で、だれかが語り継いできた物語なんじゃないか?
自分も幼いころに聞いたことがあるんじゃないか?
という、不思議な錯覚を覚えます
世界中、どんな神話の登場人物にも試練や絶望が訪れますが、彼らは神や英雄だし、数千年は昔の人だしで、その苦悩は遥か遠くにあります
この作品を読むと、荒れ狂う創世の奔流の中で、もがきながら生きた人間が確かにいたんだなと想像させられます
何よりも一章…続きを読む