概要
最期に君が見せた笑顔の意味を、今でもずっと探している――――。
――――五百数年前。
この国は穢れに覆われ、妖者や鬼を操る烏哭の一族によって、徐々に支配されつつあった。各地方を守護する五大一族はこの事態を打開することができず、百年に一度光架の民より生まれるという、神子に望みを託すしかなかった。
神子はかつてこの地を拓いたとされる古の神子の魂を持ち、強い霊力を以って四神を使役し、この地を浄化する役目を負っていた。十五になると山を下り、各地方を守護する四神と再契約をし、主従の関係を結ぶ。神子が役目をこなせるように護衛する者を、華守と呼び、五大一族の中で一番能力の高い者が選ばれた。
神子の名は宵藍。五大一族の中から選ばれた華守の名を、黎明といった。ふたりは国中を回り怪異を鎮める旅へ出る。数年後、とある村で起こっている怪異を鎮めるため立ち寄った際、村に身を寄せ
この国は穢れに覆われ、妖者や鬼を操る烏哭の一族によって、徐々に支配されつつあった。各地方を守護する五大一族はこの事態を打開することができず、百年に一度光架の民より生まれるという、神子に望みを託すしかなかった。
神子はかつてこの地を拓いたとされる古の神子の魂を持ち、強い霊力を以って四神を使役し、この地を浄化する役目を負っていた。十五になると山を下り、各地方を守護する四神と再契約をし、主従の関係を結ぶ。神子が役目をこなせるように護衛する者を、華守と呼び、五大一族の中で一番能力の高い者が選ばれた。
神子の名は宵藍。五大一族の中から選ばれた華守の名を、黎明といった。ふたりは国中を回り怪異を鎮める旅へ出る。数年後、とある村で起こっている怪異を鎮めるため立ち寄った際、村に身を寄せ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!怪異を鎮めるために旅をする神子と護衛者の中華異世界ファンタジー!
『二十三、幸せな時間(レビュー時点での最新話)』まで読んで、レビューを書いてます☆
怪異を鎮めるために旅する神子と護衛者を中心に繰り広げられる中華ファンタジー。
BLな恋愛要素もあるので、怪異譚とBLがお好きな方におススメです!
同じ作者様の『彩雲華胥』のスピンオフ作品です。
世界観は同じですが、語られる時代が違うため、たぶん登場人物は被らないと思うので、先にこちらを読んでも大丈夫だと思います。
むしろ、こちらを読んでからの方が『彩雲華胥』で起こっている事を理解しやすいかもしれません。
特に、BLが読みたいという方は、こちらから読んだ方が、妄想力を発揮しやすいかも(笑)
謎が解き明か…続きを読む