概要
普通って、なんだろう。
──普通の人になりたい。
瞬間記憶能力がある琴は、そんな悩みを抱えていた。
両親にはわかってもらえず、周りからは白い目で見られた過去もあり、誰にも話せずにいたある日のこと。
雪のように白い男性──悠斗(はると)に出会った。
悠斗はアルビノで、同じ悩みを抱えていたことを知る。
タイプは違えど、マイノリティな二人だからこそ、共感し合える悩み。
そして、あるきっかけにより乗り越えた悠斗の言葉。
前を向けなかった琴の中で、何かが変わり出す。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼
ノベマさんで掲載している作品を改稿したものです。
瞬間記憶能力がある琴は、そんな悩みを抱えていた。
両親にはわかってもらえず、周りからは白い目で見られた過去もあり、誰にも話せずにいたある日のこと。
雪のように白い男性──悠斗(はると)に出会った。
悠斗はアルビノで、同じ悩みを抱えていたことを知る。
タイプは違えど、マイノリティな二人だからこそ、共感し合える悩み。
そして、あるきっかけにより乗り越えた悠斗の言葉。
前を向けなかった琴の中で、何かが変わり出す。
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ノベマさんで掲載している作品を改稿したものです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!共感とは心の回路を繋ぐこと
瞬間記憶能力がある琴は、その能力故に心ない言葉をかけられた過去を持ちます。
それだけではありません。両親は「能力を役立てられる仕事に就くこと」だけしか伝えず、彼女の傷と向き合ってくれません。
私は、彼女がもっとも必要としているのは、「あなただけではない」という素朴な承認メッセージだと感じました。
「あなただけではない」とは、あなた以外の人も苦しんでいるのだから我慢しなさい、という意味ではありません。
「あなただけではない」とは、共感であり、心の回路を繋ぐことです。
しかし、誰かと関わるには、時間とエネルギーを注ぐ必要があります。
一体誰が、人と違う能力を持つ琴と「関わって」くれるのでしょ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そっと存在を包み込んでくれるような、あたたかな作品です。
瞬間記憶能力がある高校生、琴はとある過去のトラウマから「普通になる」ことを強く望んでいました。そんな彼女が偶然出会ったのは、髪も肌も全身が雪のように真っ白な男性、悠斗です。
アルビノである彼は、かつて琴と同じ悩みを抱えていたのですが……。
瞬間記憶能力という「普通じゃない」能力がある琴さんですが、彼女の「普通になりたい」という悩みはきっと読者の皆さんも共感できるはず。
そして彼女が悠斗さんと出会い、彼と話をする内に、まるで私たちも背中を押されたような、自分の存在を認めてもらえたようなあたたかい気持ちになれることと思います。
素敵な作品です。
是非ご一読ください!