自己中な幼馴染に浮気された最強サレ冒険者　〜一人になって傷心を癒やす旅に出たはずなのに、周りの美女がほっといてくれない件

ロイは将来を誓い合った幼馴染リリスと、2年ぶりの再会を心待ちにしていた。

だがその日、目の当たりにしたのは彼女が権力者のギルドマスターと熱い口づけを交わし、ロイを虚仮にして嘲笑う姿だった。

「ロイなんて才能のない、どうしようもない男よ」

信じていたリリスの裏切りに傷ついたロイは、一人旅に出る決意をする。

だが、彼は知らなかった――
いつの間にか最強冒険者となった彼の存在が、国の中でどれほど重要な存在とされているのかを。

訪れる先々で、ロイは厄介事に巻き込まれることに。

「一人になりたいだけなのに！」

お人好しのロイは放っておけず、問題を片付けるうちに周囲の信頼と好意を集めていく。

一方、リリスとギルマスターは、国王から国の宝の「ロイへの裏切り」という大罪を問われ、栄光から転落していくのだった。