第5話

 種沢が三ツ葉銀行銀座支店を出ると、もう夏かと思わせるほどの陽気だった。

 とにかく蒸し暑い。

 種沢はジャケットを脱いで地下鉄へと急いだ。

 丸の内線の銀座駅から赤坂見附を経由して銀座線の渋谷駅まで戻った。

 つまらない考えなのだが、渋谷から銀座へ行くのになぜか「銀座」線が直通ではないことが不思議に思えた。

 渋谷に着いてしまえば、もうそこは種沢にとって自分の庭だった。

 種沢は渋谷の雑踏を掻き分け、JRの東口の辺りに来た。この辺りになれば、ハチ公口よりは人並みも少なくなる。そして二四六号を渡った辺り進んでいくと、もう渋谷の繁華な風は収まって、閑静な住宅地となる。

 もうちょっと奥へいけば瀟洒な戸建てが並ぶ高級住宅街になる。種沢はその手前のマンション群の中を進んだ。

 種沢は来慣れた道のりを進んでいくと「松井マンション」に入っていった。

 この松井マンションは、確かに名称も室内の造りも住居用のマンションなのだが、どのフロアのどの部屋も、実はベンチャー企業が入っていた。いや、この松井マンションに限らず、この辺りのマンションはそういった借主が多かった。ここは家庭の安らぎの場ではなく、野心に燃えた若い起業家たちの巣窟になっているのだ。

 種沢は六〇五号室についた。扉には凝ったデザインの「Focus Engine inc.」のロゴがあった。

「戻りましたー」

 種沢が扉を開いて中に入ると「おかえりー」との声が二三あがった。

 リビングルームの中央には大きめのテーブルがあり、その上にノートPCが四台あった。それぞれにフォーカスエンジン社の社員が釘付けになっていた。壁側は大きめのホワイトボードがあり、何やら計算した筆跡が残っていた。

 四人のうち三人は種沢と同じ年頃の若者だ。一人は協同創業者の岡谷、あとの二人は種沢がスカウトしてきた神林と幸田だ。三人ともオフィスカジュアルよりもっとカジュアルな服装をしていた。もっとも、それはIT業界ではよくあることだ。

 この四人の中に一人だけスーツの中年男がいた。

 経理担当の近藤だ。

 近藤も種沢がスカウトしてきた人材だ。経理の仕事はやはり年期がいる。加えて近藤は元々SEから経理畑へ進んだ人物だ。種沢はSEの現場と経理を知っていると見込んで引き抜いたのだ。加えて種沢たちには節税と脱税の区別がつかないほど会社運営の素人だったのだ。そこでせめて金勘定だけは玄人に任せよう、ということで近藤をフォーカスエンジン社へ引き込んだのだ。

 四人は戻ってきたばかりの種沢に注目した。「どうだった?」

 岡谷が種沢に訊いた。

「ばっちりだ」

 よっしゃー! と岡谷が声をあげた。他の三人も感嘆した。

「これでうちもマンションから脱出だ!」

 神林は実はこの狭い2LDKの居室が不満だったらしく、他の三人よりも喜んでいた。

「いよいよ会社らしくなってきたな」

「ああ。ちゃんとした社屋に引っ越せる!」

「お前のお陰だよ。種沢」

 種沢・神林・幸田は素直に喜んだ。近藤だけが冷静に三人を見守った。

「契約書、見せてくれます?」

 近藤は種沢にそう言うと、種沢は鞄のなかから契約書を取り出し、近藤に渡した。

 三人の歓喜とは別に、近藤だけはつぶさに融資の契約書を確認していった。しばらくすると「うん。問題ない」と言った。

 そこで気に掛かったのが、契約書がもう一通あることだった。

 さて、これはなんだ?

 通常の融資とはまた別の契約書だった。こんな事例は近藤には初めてだった。

 近藤はその二通目の契約書を読んで怒った。だがここはフォーカスエンジン社内だ。怒声を上げたところで若き経営者にはその態度では何も伝わらない。それどころか普段は年齢に関係なく名字に「さん」付けで呼び合うほどフラットな社風を近藤は崩したくなかった。

 だが、この内容はあまりにも酷い。簡単にいえば三ツ葉信用調査という会社へ五〇〇万円を無条件に入金しろ、という内容だった。これは通常の借り入れよりたちが悪いと近藤は判断した

 フォーカスエンジン社の実績は好調だったが、この三ツ葉銀行からの一五〇〇万万円の融資と三ツ葉信用調査への支払い五〇〇万を同時に行うのは、あまりにも不審すぎる。近藤は何かの資金浄化を疑った。

 何を考えてるんだ。うちのバカ社長は!

 近藤は改めて二通目の契約書を精査した。間違いなく「借り入れ」ではなく「入金」の契約書だ。これはもう動じない。種沢の署名捺印もある。契約は既に成立していた。

 一体、三ツ葉銀行で何があったんだ?

 その疑問を払拭すべく、近藤は種沢を呼び出して奥の六畳一間の、会議室に使っている部屋へ呼び出した。近藤は種沢と三ツ葉銀行へ同行すべきだったと後悔したが、もう遅い。近藤は正面切って種沢と対峙して事の顛末を聞き出す積もりだった。それが善後策を練るために必要だったからだ。

 室内は狭い。それに防音もできていない。つまり、ここで二人が話したことは他の三人にも筒抜けとなる。近藤も種沢もそれは承知だった。

「種沢さん、三ツ葉銀行に融資をもらいに行ったんですよね」

「はい。そうです」

 近藤の語調はやや厳しかった。フォーカスエンジン社の社風として、実年齢に関係なくフラットな人間関係を作っていたので、年上の近藤が年下の種沢、しかも上長となる人物にも最低限の社会人言葉で話せば充分だった。

「たしか一〇〇〇万の融資を希望していたと」

「そうですね。一〇〇〇万です」

「それが一・五倍の額の金を引っ張ってきたと」

「……ええ。そういうことになりますね」

 種沢は虚を突かれた。種沢は本当に今回の契約の主旨を理解していなかったのが近藤を呆れさせた。

「契約書によれば三ツ葉銀行から一五〇〇万円の融資を受けてます。まあちょっとうちの会社にとっては行き過ぎた融資額といえるでしょう。

「はあ」

「それはまだいいとしましよう。ですがこの三ツ葉信用調査への五〇〇万の『入金』の契約がある。これはどういった経緯でそうなったんですか」

 近藤の目は怒っていた。種沢にもそれは伝わった。だが独立して四年目にして種沢はもうそんな言葉には動じないほど図々しくなっていた。

「あ、それはですね、融資額のうちの上乗せされた五〇〇万をすぐに三ツ葉信用調査に入金してくれと言われたからなんですよ」

 すぐに返す金を渡す? しかも別会社に?

「それはどういう主旨だか理解していますか?」

「ええ。担当の本間さんによれば、それで与信調査が上がる、と言ってました。それに三ツ葉信用調査は三ツ葉銀行の子会社なんだそうです」

「ですが、契約書にはその二社の関連は書かれていません。全くの別物の契約です。融資なら融資を受けたところに返済するのが鉄則です。もし三ツ葉信用調査に五〇〇万を入金しても、三ツ葉銀行が上乗せしてきた五〇〇万は消えません。当然、三ツ葉銀行から一五〇〇万円分の金利も発生します」

 種沢は自信満々で応えた。

「それがですね、その三ツ葉信用調査に返済した五〇〇万円が、三ツ葉銀行に流れて一五〇〇万のうちの五〇〇万が帳消しになるんですよ」

 近藤は一瞬息を吞んだ。そんな冗談みたいな条文がどこかに書いてあるか、慌てて契約書を読み返した。

「近藤さん、おそらくそのことは契約書には書かれていませんよ。担当の本間さんから口頭で言われただけです」

 銀行が口頭だけでの約束をするのはあり得ない。近藤は本間の言葉を無視して契約書に当たった。

「近藤さん、そんなにムキにならなくても大丈夫ですよ。その時の遣り取りを録音してありますから」

 種沢はそういうとスマホを取り出した。三ツ葉銀行との遣り取りを隠し録りしていたのだ。

 種沢はその録音を近藤に聞かせた。確かに三ツ葉銀行の本間と名乗る人物がこの五〇〇万円は三ツ葉信用調査を通して三ツ葉銀行へ振る替えられる、と言っている。

「おかしいですね。銀行さんが口約束をするなんて」

「信用問題が解決したからじゃないんですか。三ツ葉銀行さんもうちの与信調査をしたはずですし、それにうちをかってくれたんじゃないですか」

 甘い。甘すぎる。種沢は経営者として失格だ。近藤はそう判断したが既に契約書があるのだがらとその通り履行するしかない。

「種沢さん、その録音、消さないで下さいよ。のちのち証拠として機能するでしょうから」

 種沢は意外そうに「分かりました」と言った。

 この契約には必ず裏がある。近藤はそう直感しただけでなく、状況証拠からしても書類に記載のない契約を結ぶこと自体が銀行のやることとは思われなかった。それに子会社経由で振り替えるなど、どうも胡散臭い。何かの資金洗浄に使われているのではないかと近藤は予想した。

「近藤さん、ひょっとして、私、何かやらかしました?」

 近藤は呻吟した。

「……それは後日になってからでないと分かりませんね。ただ銀行が口約束するというのが気にかかりますね」

 本間は慎重に近藤に尋ねた。

「そういうものなんですか?」

 やはり種沢は経営者として失格だ、と近藤は烙印を押した。実社会では口約束はなんの効力も発揮しないのを種沢は知らなかったのだ。その時点で人の上に立つ立場になってはならない人間だと近藤は判断した。

「種沢さん、会社と会社の遣り取りは法的に効力のある文書で約束するものなんですよ。口約束はいけません」

 種沢は自分の不覚を悟ったがその善後策を気にしだした。

「近藤さん、そういうことでしたら、今からでも今回の契約を取り消すことはできないでしょうか」

 近藤は沈思黙考した。いや沈思黙考するふりをした。

「それはできませんね。撤回ができないのが契約です。この契約書には署名もあれば割り印もあります。これはもうこの契約書に書いてある内容は双方ともに承諾した、という事実の証拠なんですよ。今さら撤回は無理です」

 種沢は今さらながら自分の失態を恥じた。

「ではどうすればいいんでしょうか」

 近藤は冷たく言った。

「契約書通りにするしかないですね。いいですか。五〇〇万は入金次第、すぐ三ツ葉信用調査に振り込みましょう。それで先方がどう出てくるか待つしかないですね」

「そうですか……」

 そこで二人の話は終わった。

 種沢はリビングの自分のノートPCの席に戻り今日の営業マンからの報告をチェックしていった。

 近藤も同様に自分の仕事に戻った。

 ただし、通常業務を行うのではなく、三ツ葉銀行と三ツ葉信用調査の関係を洗い出そうとした。

 まずは三ツ葉銀行のホームページを当たっていった。

 お客様向けページの「個人のお客様」と「法人のお客様」へのリンクがあるだけで、IR情報はほんの申し訳程度しか書かれていなかった。「三ツ葉信用調査」でググってもヒットしなかった。

 まあ、三ツ葉銀行ほど大規模な銀行になると、関連会社も多いだろうから全てを列記していったらきりがないだろうことは容易に想像できた。

 近藤はふと種沢に話しかけた。

「種沢さん、さっきの三ツ葉銀行の担当の名刺、ちょっと見せてもらえます?」

「え、ああ、どうぞ」

 種沢が名刺入れから本間の名刺を差し出した。近藤はその表裏をスマホで撮影した。

「どうもありがとうございます」

「いえいえ。で、これ、どうするんですか」

「時間のあるときにでもちょっと調べてみようかと思いまして」

「調べる? 何を?」

「白状すると私はその本間さんを疑っているんですよ。融資するのに第三者を挟むのがおかしい。それに銀行屋が口約束するのもおかしい。本間さんって、本当に銀行員なんでかね? まさかとは思いますが偽者じゃないですよね」

「まさか! ちゃんと三ツ葉銀行の応接室で対応してもらいましたよ」

 近藤は無表情を貫いた。

「銀行って、けっこう不特定多数の人間が出入りするところなんですよ。セキュリティーの堅い場所も、もちろんありますが、そうでないところを利用した可能性もあります。名刺にしたって、いくらでも偽造できます。ほら、変な話ですが私がもし名刺交換した相手にその名刺を使って、第三者に渡せば、私はその別人になりきることができるんですよ。種沢さん、本間さんの人相や容姿を覚えていますか?」

 種沢ははっとした。

「ね。すぐには出てこないでしょう? 人間の観察力なんてそんなもんです。種沢さんは大事な融資の話をしに行ったんです。融資の話がメインで、その相手の担当者の顔姿までは意外と覚えていないもんなんですよ。いや、種沢さんを責めているわけじゃありません。みんなその程度なんですよ。私も人のことをいえた義理じゃありませんけどね」

 さっきから聞き耳を立てていた岡谷が話しに割り込んできた。

「近藤さん、今回の融資の件で何か問題があったんですか」

 近藤は顔をモニタから離さず応えた。

「いや、今のところ問題ないですね」

「今のところ、というと今後何かの問題の種になりそうなことがあるということですか」

 近藤はやや渋面になった。

「いや、私の杞憂に終わればいいんですが、今回の融資の契約内容に不審な点があるんです」

 岡谷は皆に聞こえるように言った。

「そういう重要な話はぜひみんなに共有していください。うちはソニーやトヨタみたいな超巨大企業じゃないんです。風通しよくいきましょうよ」

 先ほどの話は筒抜けだと近藤は思っていたが、実際はそうではなかったらしい。

 近藤はさきほど種沢と話した内容をかいつまんで四人に説明した。

「なるほど」

 と神林が言った。

「じゃあ、何かしらの不正な金の流れにうちが利用されている可能性がある、ということですか」

 と幸田が近藤に問うた。

「まあ、あくまで可能性がある、ということです」

 種沢は自分の失策を露呈されて悄気返る風をみせたが、近藤に食らいついた。

「だが融資は引き出せた。これで充分でしょう。で、本当に上乗せ金の五〇〇万、三ツ葉信用調査に振り込んでも大丈夫でしょうか」

 近藤は唸った。

「もし振り込まなかった時の敵の出方が予想できませんね。何かしら不正があったとしても、それでも相手は銀行様だ。うちみたいなベンチャーを潰すぐらいは他愛もないでしょう」

 岡谷が近藤に噛み付いた。

「それだけは絶対に避けたいです。やっとここまで成長させてきたんですから。せっかくフォーカスエンジンの経営も軌道に乗ってきたのに潰されてたまるもんですか」

 その言葉を聞いて幸田は岡谷を制した。

「そう熱くなるなよ。そういう感情論じゃ解決しないだろ? 頭を使え。考えるんだ。敵だってバカじゃない。こうすればこうなる、ああすればああなる。そういう三段論法ぐらいできるだろ?」

 岡谷は我に返った。今の自分の言葉が間違っていたのに気付いたのだ。

 近藤が四人に向かって言った。

「とにかく戦うなら敵がどれだけの兵力を持っていてどんな戦術を使うかを知る方が先決でしょう。まあ、今回のようなやり方がうちにだけやっているとは思えません。ですから他社がどう対応したかを調べてみるのもいいんじゃないですか」

 この言葉に四人は首肯した。

 岡谷は先ほどの感情論を吐いたとは思えぬ冷静さで呼びかけた。

「分かりました。三ツ葉銀行と取引のある会社を探してみましょう。その会社がどう対応したか、それによって今後の方策を決めてみるのはどうですか?」

 全員が頷いた。種沢も岡谷の話に乗った。

「私の方でも探してみましょう。これでも私は代表取締役です。この肩書きがあるからこその人脈も持ってる。その中には三ツ葉銀行と取引のある会社もあるはずです。敵のやり方を知るには丁度いい」

 話は纏まった。種沢は言葉を続けた。

「これからは仕事の合間合間の作業になるかもしないけど、三ツ葉銀行の手口を調べてみよう。私と岡谷さんは三ツ葉銀行の取引先を調べてみる。神林さんと幸田さんはネットで三ツ葉銀行のことを調べられるだけ調べてくれ。で、近藤さんは……」

 種沢は言い淀んだ。近藤を見る目が変わった。

「分かってますよ。あまり良い手口ではない方法で三ツ葉銀行の、その本間という人物を調べ上げればいいんでしょ?」

 種沢は無言でゆっくり頷いた。

「まあ、昔から私もそういうやり方があるのを知っていますからね。ところで調査にいくらかの金がかかりますが、それは承認してもらえますかね」

 種沢と岡谷が見つめ合った。即答はできなかった。だが二人はゆっくり頷いた。口を開いたのは種沢だった。

「いいでしょう。承認します」

 近藤はその言葉を聞いて種沢を睨み返した。

「法的にグレーゾーンを突きますが、それも承諾していただけますね」

 室内が一気に血の気の退くのが感じられた。しばらくの間、誰も言葉を発しなかった。近藤は今は経理担当だが元SEだ。近藤のいう「グレーゾーン」がどこまでのことを言っているのか、具体的には誰も予想しえなかった。しかし、ヤバい橋を渡ろうとしているのは理解できた。

 相手は銀行だ。真っ向勝負で敵う相手ではない。

 敵が強敵なら味方に引き入れて自分の配下にするか、復讐する気が起きないほど完膚なきまでに叩き潰す。これが近藤の考え方だった。

 その近藤の行動原理を知っている種沢と岡谷は返事に躊躇したのだ。

 だが迷っている余裕はない。

 もし本当に三ツ葉銀行の何らかの不正の手助けに加担しているのならば、このまま三ツ葉銀行との契約通りにするのはためらわれた。なにより、そんな不正の肩を貸していたとなればフォーカスエンジン社の信用にも関わる。しかし、現状ではその証拠は不十分だ。

 その証拠固めに近藤を用いるのはリスキーだと二人は判断した。

 近藤はSEとしても優秀なのは種沢も岡谷も承知していた。その近藤の言う「グレーゾーン」がどこまで深いものなのか、判断がつかなかったのだ。

 だが種沢には一縷の青臭い正義感はあった。それは岡谷も同様だった。

 賭けてみるか、近藤さんに。

 種沢はそう目で岡谷に訴えた。岡谷は頷いた。

「分かりました。近藤さん、お願いします。くれぐれも無理のない範囲でお願いします」

「承知しました」

 種沢と岡谷は賽を投げた。

 これが凶と出るか吉と出るかは自分たち次第、近藤次第だと思った。

 こういった重大な決定が迅速にできるのがベンチャーの強みだった。老練の経営者であればノーと言ったであろうが、若い取締役には正義感と冒険心があった。加えて三ツ葉銀行の本間が提示した契約内容に不審を持ち始めていたからだ。それを教えてくれたのは近藤だ。近藤は信頼するに足る。それがこの決断の最終判断材料だった。

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