二章 花と魚(仮)

私の暮らし

水臭い

硝子の向こう

ひと事の

友が静かに

既読で呆れた


かの朝は

光る花瓶が

散らばって

頭痛くも

君等愛しく


傷すらも

悲しみすらもと

手を伸ばす

耳を澄ませて

ボトル咲かせて


偽善すら

注ぎ込むよう

心を注ぎ

分析していた

己は海に


救いたい

想いは炎に

掬われて

花をあしらう

鉢の金魚に


私は魚と暮らしています

花は炎と暮らしています


だから中々逢いに行けません

君等の笑顔を求めません

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