コインランドリーの憂鬱

夜が回転するような

洗いざらしの日々に


真っ白に汚れたシャツで

拭いたいのは弱い汗


土が精一杯に踏み出していくのに

確実な光は僕の中にない


空気に飲み込まれそうな

循環しない祈り方


退屈しそうな選択で

捨てたいような服じゃない


雪が精一杯に踏み出していくのに

確実な光はこの箱の中にない


やがて成熟して停止する鼓動

コインランドリー 僕らの蓋を開ける

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