紅い星

幸せくれた面影は

夕陽を背後に見なくて


声も聞こえず

真っ赤な光を背に浴びて


風が冷たい夜の手前で

暗くなって

紺碧の空が広がるのは明らかで


なんて愛おしい

新しいお別れに沈んでいく

愛の日影なんだろう


そこにある暗く窪んだ君の眼に

宿る記憶をどう湖に溜めればいい


くろくくらく

ただ背中から抱きしめるように

真紅の夕焼けに包まれていく君は綺麗


完璧で

最高だ


どうかこのまま

何度だって守りたいってさ

カーテンが降りても

光る苦し笑い

その声は今もまだ守りたいって

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