傾聴

話しを聴くこと

投げ返すこと

あの日先生に憧れながら

来た道それは聴くことでした


忘れていました

話しを聴くこと

ただただ聴くこと

投げ返すこと


私にとって重要で

人にとってほんの些細なことを

先生はすべて無邪気な笑顔で

強気なほどの受容でもって

ただただ聴いて 興味を持って

共に喜び なんでも笑って

冗談すらも面白がって 笑ってくれて


あまりにも優しい先生に会って

幸せな気持ちの私に

20回に1回くらいの頻度で

冷静で 鋭い分析をして

実はすごいんだと然り気無く伝え


私は先生のそんな態度に救われ

先生みたいになりたいと思いました


いつからか私はそれを忘れ

誰の話しも聴けなくなった


話しを聴くこと

投げ返すこと

実は先生は誰より鋭い分析で

一番私が大切にしてることを知っていた


どうして心理学を学び

どうして詩を書いているのか

友達に関心を持ち

もっと知りたいと思うのか

先生の真似をして本質を見つめるのか


助けたかった

幸せになりたかった

ただそれだけでした


先生

やっと私の中に

先生の共感が息づきました


長かった

苦しかった

先生は知っていたんです


ただ助けたかった

幸せになりたかった

それだけでした


先生

ありがとうございます

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