僕も花
美しい日々に
狂おしい日々に
すでに言葉は、
掌握されているのか。
あゝ友達が
どんどん引いていくことに
私も引いているじゃないか
友情が分からないんだ
占領してくれ
占有してくれ
領有権を主張してくれ
誰か
誇り立つ君を見てると
背筋が凍る
背中に
妄想が山を越え谷を越え
空を越え村を越え時を越えて言葉に。
掌握されている。
花が咲いている確かな丘で
大空が明るみに出した花は
ピンボケしながら咲いている
ブレブレで、ユラユラで、とても綺麗。
しかも丘の絶壁からは
蜘蛛の糸が垂れていて這い上がるのは
私は蹴り落としていいか迷う
綿毛になりそうな花を保護するか悩む
絶対、空中戦になるから
そう思って机の引き出しをあけると
たくさんの契約書
A君への
B君との
と書いてあってぼくも引いている
引き出しを引き出して
その花の生き様を見ていたくて今
隠し通してみたくなる
衝動押さえてまっすぐ進歩
僕も花
その事実に力士も後ずさりする
しかし、土俵際で君はがンばっている
寄り切りたい
出来ることなら寄り切りってみたい
あゝ なんて美しい花! 友だちよ!
どすこい負けるな! 希望の花よ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます