マスカレードの感想
幸せな音色が
足音を立てて近づく春は
涙は優しさのため
死は私たちを結ぶためにある
高鳴る弦の愛しさで
ぼくら花みたいに咲いていく
集まる光の明滅で
きみたちはその羽根を広げていく
観客のぼくたちが来た空は
怖いほどに青く
演者のきみたちが送り出す空は
静まる程に暗かった
太陽が照らし 月が光るのに
氷のように冷たく 嵐のように暖かい
弾む胸 喜びを語る 私たちの帰り道
五人の人形たちのステージ
つま先で揺れる鈍色の蝋燭 目の前の君
かかと やがて来るぼくたちの日を思う
与えられた未来 約束をぼくは思ってる
熱狂を 純粋を
血と息で飲み込んでしまうぼくたち
叩きつけ響かせ合うきみたちの舞台
花と蝶のように戯れて今
怖いほどの幸せ 彼女たちの舞台
マスカレードを目の前で観たから
※Ave Mujica 4th LIVE「Adventus」
を観に行った翌日の詩です。
素晴らしかったです
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